参拝者が見守る中、「湯加持」を行う長浜住職

 燃え立つ炎に1年の無病息災などを祈る「火まつり」が28日、那須塩原市沼野田和の那須波切不動尊金乗院(こんじょういん)で開かれた。

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。ホラ貝や太鼓の音が鳴り響く中、長浜大法(ながはまだいほう)住職(65)や兵庫県、青森県など全国から集まった修験者ら十数人が、弓矢や剣などを使って清めの儀式を行った。その後、高さ約2.5メートルの護摩壇に火を付けると、激しい炎が立ち上がり煙が境内を包んだ。

 荒行の「湯加持(ゆかじ)」では、長浜住職が熱湯の入った釜の上に座り経を唱えた。参拝者からは拍手が起こり、カメラのシャッター音が響いた。「火渡り」では、長浜住職や修験者が火の残る護摩壇を素足で歩いた後、参拝者が後に続き、家内安全などを祈願した。

 那須塩原市、竹村功一(たけむらこういち)さん(66)は「住職の湯加持が印象的だった。厳かな雰囲気に圧倒された」と話していた。