下野新聞社のウェブアンケート「選挙どうする?」で、若いほど投票への義務感が強いことなどが見えてきた。県選挙管理委員会は「若年層の投票率向上推進計画」の本年度中の策定を目指している。策定に向けワーキンググループ(WG)に参加する20、30代の若者たちに、同世代の選挙に対する考え方や空気感、投票率向上に関するアイデアなどを語ってもらった。

 

 足利銀行本店ブロック個人営業部の落合美帆(おちあいみほ)さん(24)が初めて一票を投じたのは、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてすぐの2016年参院選だった。

 

 -友人と選挙や政治について会話するのか?

 大学の授業で選挙権の話など聞く機会も多く、“投票しないとな”という意識はありました。むしろ社会人になってからの方が選挙について話す機会が減った気がします。社会人は自分から選挙について調べないと知る機会が少なく、学生時代よりも選挙が遠く感じるかも。
 
6月29日、小山市の白鴎大では参院選に関する授業が行われ、学生たちが立候補者の政策などについて理解を深めた

 -若い世代が選挙や政治に興味が持てない背景は?

 例えば『友達は政治に興味がないんじゃないか』と考えると話題にしにくいし、一緒に行こう、とはならないです。選挙カーやポスターを意識したことはないし、街頭演説も近寄りがたい。政治・選挙を自分事として考えられないのかもしれません。
 
 とはいえ、若い人が投票しないことで自分たちの望むような結果が出てこないのでは、このまま参加しなかったらどうなるだろう…という思いはあります。
 
猛暑の中で迎えた公示後初の週末。各陣営は党幹部らを投入し、街頭演説を行った=6月25日、芳賀町内

 昨秋の衆院選に投票したのも、県選管のワーキンググループへの参加が要因の一つだ。

 -投票するためにどのように情報収集したのか?

 選挙や候補者のSNSやスマホ、地元のテレビ番組をチェックし、家族とよく会話しながら情報収集しました。私たちの世代はスマホが情報源なので、手軽に情報が分かる方がうれしいです。SNSで自分たちの思いを動画にして載せている候補もいましたが、人柄が見えて良かったです。
 

 -若い世代にどのように投票を呼びかければ良いか。

 同世代からと言われた方が共感できるので、地元で人気の宇都宮ブレックスの選手や乃木坂46のメンバーに選挙をPRしてもらうのも手だと思います。
 
昨秋の衆院選では、宇都宮ブレックスの選手を起用した啓発ポスターが作られた