試写会に登壇した五十嵐監督(左端)と俳優陣=30日午後7時、東京都港区東新橋1丁目

 太平洋戦争末期の激戦地沖縄県を舞台に、知事島田叡(しまだあきら)と、警察部長荒井退造(あらいたいぞう)(宇都宮市出身)らの姿を通して命の大切さを伝える映画「島守の塔」の完成披露試写会が30日、東京都内で開かれた。舞台あいさつで荒井役の主演村上淳(むらかみじゅん)さんは「これほど愛した作品が観客の元へ行く。(制作側の)思いのタスキを受け取ってほしい」と呼びかけた。

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 協賛社や招待客ら約300人を前に、五十嵐匠(いがらししょう)監督をはじめ、ダブル主演として島田を演じた萩原聖人(はぎわらまさと)さん、吉岡里帆(よしおかりほ)さん、香川京子(かがわきょうこ)さんの俳優陣が並んだ。

 「島守の塔」は、コロナ禍で1年8カ月の撮影休止を強いられたが、完成にこぎ着けた。五十嵐監督は「奇跡のような映画」、吉岡さんは「必ず完成する、観客に届くべき作品と感じていた」と言及し、萩原さんは「命があふれている作品」と表現した。

 7月22日に都内で封切りとなり、栃木県と島田の出身地兵庫、沖縄の3県では8月5日から同時公開される。栃木県では宇都宮、小山、那須塩原市内の映画館計4カ所で観賞できる。