第26回参院選は30日、18日間の選挙戦の折り返しを迎えた。記録的猛暑が続く中、栃木選挙区(改選数1)の6候補は各地で街頭演説や遊説を行い、支持を訴える。現職優勢が伝えられる中、終盤に向け各陣営は大票田・宇都宮市での活動を強化したり、若者や無党派層への浸透を狙ったりと、それぞれの戦略を描く。

 共産党新人岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)は宇都宮市と地元佐野市を中心に活動し、30日は栃木市、壬生町で街頭演説。陣営幹部は「運動量をさらに増やして私たちの考えを伝える」と意気込む。

 立憲民主党新人の板倉京(いたくらみやこ)氏(55)は30日、宇都宮市や鹿沼市で街頭に立ち、元農相の郡司彰(ぐんじあきら)前参院副議長が応援に入った。「厳しい戦いだが反応は変わってきている」と陣営幹部。巻き返しに向け、宇都宮市や昨秋の衆院選で議員を誕生させた4区内に力を入れる。

 3選を目指す自民現職の上野通子(うえのみちこ)氏(64)は支持者回りに軸足を置き、30日は宇都宮市や日光市で街頭演説とミニ集会を行った。陣営は「緩みを警戒し期日前投票を強く呼びかける」と引き締めを図り、後半は若者や無党派層の多い場所での街頭演説を増やす。

 政治団体参政党新人の大隈広郷(おおくまひろさと)氏(52)は街頭演説が中心で、30日は足利市で活動。演説の様子を交流サイト(SNS)で配信するなどして支持拡大を狙う。

 日本維新の会新人大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)は遊説車を各地に走らせ、30日は壬生町や下野市などで演説した。陣営関係者は「立民(の新人候補)の背中も見えている。無党派層に投票してもらえるよう訴える」。

 NHK党の新人高橋真佐子(たかはしまさこ)氏(57)はSNSでの情報発信が中心だが、2、3の両日は宇都宮市内で街頭演説を行う予定だ。