アカマツ林に薬剤を散布する作業車

 【那須】那須街道のアカマツ林を守ろうと、林野庁塩那森林管理署は5日、高久甲の同街道沿いの国有林約40ヘクタールで、松くい虫の防除作業を行った。

 同署によると、街道沿いのアカマツは1983年には約2万本あったが、松くい虫「マツノザイセンチュウ」の影響で、現在は8千本以下に減った。被害拡大を抑えるため、松くい虫を媒介するカミキリムシの羽化が始まるこの時季を見計らい、毎年、カミキリムシの駆除作業を行っている。

 この日は午前4時から同街道の一部約2・6キロを通行止めにし、噴霧器を載せた作業車10台でアカマツに薬剤を散布した。里見昌記(さとみよしき)署長(54)は「なるべく長くアカマツ林の景観を残せるよう、この作業を続けていきたい」と話した。

 同署はアカマツの植栽も行っており、年間約200本が枯れる中、ここ数年は毎年200本ほど植えている。