小山市絹義務教育学校の3年生29人が7日、福良の県紬織物技術支援センターで、お湯で煮た繭をぬるま湯に浸し袋状に広げる「真綿かけ」を体験した。

 真綿かけは結城紬(つむぎ)を作る工程の一つで、伝統文化を学ぶ「ふるさと学習」の一環。児童は木枠を使い、繭5個で1枚の角綿(かくわた)(縦約15センチ、横約20センチ)を作った。

 児童は木枠に伸ばす工程に苦戦しながらも多くの角綿を完成させた。お互い完成した角綿を見せ合いながら「きれい」「透き通っている」と声を上げた。児童が作った角綿は1日干し、染色された後、上級生が糸を紡ぎ、機織りしてコースターを作る。

 星野蒼輔(ほしのそうすけ)君(9)は「綿を伸ばす作業は難しかったが、楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。講師を務めた「糸つむぎ・真綿かけの伝統技術を守る会」の永田順子(ながたじゅんこ)理事長(65)は「子どもたちには貴重な経験を積んでほしい」と目を細めた。