ネパール支援の募金活動を行った高校生とクマリさん(中央)

 【宇都宮】宇都宮女子高と文星芸大付属高の奉仕活動クラブのメンバーがこのほど、ネパールの子どもたちを支援しようと市中心部で募金活動を行った。きっかけは同国の留学生から聞いた子どもたちの様子だった。集まった6万7252円は8月下旬、現地に届けられ、2015年のネパール大地震後、復旧が進まない幼稚園の環境改善などに役立てられる。

 生徒たちは宇都宮ロータリークラブ(RC)と共に奉仕活動などに当たる両校のインターアクトクラブに所属し、東日本大震災の被災地支援などに取り組んでいる。海外支援も模索していたところ、同RCの奨学生で、ネパール出身の宇都宮大国際学部大学院生タマン・ラズ・クマリさん(30)がストリートチルドレンの問題などについて調査研究していることを知った。

 ネパール大地震ではクマリさんの地元も被災。段階的に復旧・復興が進むが、幼稚園は今も仮設のままで、子供たちは地面に敷いた薄いシートの上で過ごしていることも分かった。

 こうした状況の改善に少しでも役立ちたいと、文星芸大付属高2年山口知宏(やまぐちともひろ)さん(17)、同黒沢俊貴(くろさわとしき)さん(17)、宇都宮女子高2年関根春華(せきねはるか)さん(16)、同津田妃葉(つだひよう)さん(16)をはじめ両校の20人以上が結集。7月8日にオリオン通りで募金活動を行った。

 津田さんらは活動について「小学校低学年ぐらいの子が入れてくれ、うれしかった」などと振り返り、「子供たちの笑顔が増えるよう役立ててもらいたい」と願う。現金は現地調査のため一時帰国するクマリさんが持参し、幼稚園側と保護者が集まる場で手渡すという。クマリさんは「暑い中、皆さんが協力してくれたことに感謝している」と話していた。