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被爆校舎の一部を活用した本川小学校平和資料館内でガイド(右)から説明を聞く記者たち=1日午後、広島市中区

焼け焦げた壁など被爆校舎の一部を保存する本川小学校平和資料館=1日午後、広島市中区

被爆校舎の一部を活用した本川小学校平和資料館内でガイド(右)から説明を聞く記者たち=1日午後、広島市中区 焼け焦げた壁など被爆校舎の一部を保存する本川小学校平和資料館=1日午後、広島市中区

 広島の被爆の実態などを学ぶ国内ジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」5日目の1日、本紙記者ら10人は広島市が取り組む平和をテーマにした観光周遊「ピースツーリズム」を体験し、同市内に点在する被爆建造物などを自転車で巡った。

 広島を訪れた人に原爆ドームや平和記念公園以外の平和関連施設にも立ち寄ってもらおうと、市は2017年度からピースツーリズムを始めた。「被爆当時の痕跡を残す被爆建造物」や「市民生活の復興」など、四つのテーマで6コースを設定し、徒歩や自転車、バスで巡ることができる。

 この日は講座の一つとして、市観光プロモーション担当の外薗素子(ほかぞのもとこ)さんの案内で、コースの一部を約2時間かけて見学した。

 同市中区の広島国際会議場を自転車で出発。爆心地から約350メートルと最も近くにあった学校の被爆校舎を保存した「本川小学校平和資料館」を訪ねた。原爆で教職員と子ども計約400人の命が奪われた。現在も小学生が学ぶ同校敷地内の資料館では、崩れた壁面などが当時の惨状を伝えていた。

 その後、原爆の投下目標となったとされる「相生橋」を経由し、広島被災の第一報を発した「中国軍管区司令部跡」、被爆しながらも建築当時の姿を残す「旧日本銀行広島支店」などを巡った。同市内各地に点在する被爆樹木も見学した。

 外薗さんは「ピースツーリズムで多くの場所を見てもらい、いろいろな平和への思いを感じてほしい」と力を込めた。