ピカチュウの形の優勝トロフィーを手にする井上君

 【小山】8月にアメリカで開かれたポケットモンスターを題材にしたゲームの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2018」で、間々田東小5年井上直人(いのうえなおひと)君(11)がカードゲーム部門ジュニアリーグで初優勝した。世界30カ国以上から集まった強豪を抑えて頂点に立った井上君は「追い込まれた時でもあきらめず戦ったことがよかった」と話している。

 大会は8月24日から3日間、テネシー州ナッシュビルで開催。各部門に計約1800人が参加した。カード部門は、ポケモンなどの多彩な能力が設定されたカードを自分で組み合わせてデッキ(山札)を作り、カードを引くなどして戦う。小学5年生以下が対象のジュニアリーグには、日本やアメリカ、カナダなどの選抜メンバーが出場した。

 井上君は国内の大会で好成績を収め、シードとして出場。負けなしで上位8人による決勝トーナメントに進出し、決勝戦まで勝ち進んだ。決勝戦では、攻撃力を増加させるなど有利に働くカードが引けず序盤は苦戦した。しかし、いいカードが引けるまで粘り強く耐え、2-0でストレート勝ちを飾った。

 井上君は幼稚園年長でポケモンカードを始めた。小学1年生の時に初めて参加した大会で完敗したことで闘志に火が付いたという。県内外での大会で、大人のトップレベル選手とも対戦して腕を磨いてきた。

 観戦していた母知枝子(ちえこ)さんは「椅子から立てなくなるほど驚いた」と振り返る。井上君は「相手の強さが分からず不安だったが、ジュニアリーグに参加できるのは今年が最後だったので本当にうれしい。上のリーグに行っても頑張りたい」と話した。