合同公売会に出品予定の高級腕時計(宇都宮県税事務所提供)

合同公売会に出品予定の日本刀(宇都宮県税事務所提供)

合同公売会に出品予定の高級腕時計(宇都宮県税事務所提供) 合同公売会に出品予定の日本刀(宇都宮県税事務所提供)

 県と県内25市町は27日、地方税の滞納者から差し押さえた物品の合同公売会を県河内庁舎で初めて開く。見積価額70万円以上の高級腕時計のほか、日本刀、美術品など112件のオークションを行う。全国的に下位に低迷する徴収率向上へ、県と市町が一堂に会した大規模な公売会で集客を上げるとともに、滞納者へのアピールを図る。

 本県は2017年度現年分の個人県民税の徴収率(98・5%)が前年度の全国39位から下落し44位、16年度の個人市町村民税(98・6%)が40位と下位に低迷している。個人住民税は市町が徴収するため、県は徴収率が低い市町との共同催告の強化や給与差し押さえ、滞納者の財産の合同捜索など連携を強めている。

 これまで県税事務所や市町は、地方税の滞納者から差し押さえた動産をインターネットなどで個別に競り売りし、売り上げを税収に充ててきた。集客向上や納税意識高揚のため、16年度から一部の地域で合同公売を始め、本年度は初めて県と25市町が一堂に会す。

 県税務課は「市町との協働徴収に力を入れ、税収確保を図っていきたい。滞納していると財産を差し押さえられ、公売にかけられることも知ってほしい」としている。

 当日は午前10時~正午に下見会と受け付け。公売会は正午~午後4時ごろ。先着約120人。参加自由で無料。(問)宇都宮県税事務所028・626・3171。