夏山登山シーズンを締めくくる閉山祭。関係者がシーズン中の安全などに感謝した

避難小屋の維持管理に関する覚書の締結式

夏山登山シーズンを締めくくる閉山祭。関係者がシーズン中の安全などに感謝した 避難小屋の維持管理に関する覚書の締結式

 【那須】那須岳(茶臼岳)の夏山登山シーズンを締めくくる那須嶽神社閉山祭が8日、峠の茶屋登山口近くの社で行われ、関係者らが「山の神」に感謝の念をささげた。また自然歩道関係功労者として県内10例目となる環境省自然環境局長表彰を受けた那須山岳救助隊への伝達式、同隊と県県北環境森林事務所の「避難小屋の維持管理に関する覚書」の締結式も行われた。

 閉山祭には地元市町や警察、消防など関係者約40人が出席。那須温泉神社の人見文治(ひとみふみはる)禰宜(ねぎ)(53)の神事に続き、祭壇を前に関係者らがシーズン中の安全や自然の恵みに感謝した。

 同祭の後、近くのあずまやで、登山道の補修などに尽力している那須山岳救助隊に表彰状が伝達されたほか、同隊と県県北環境森林事務所が覚書を締結した。

 覚書は、県が管理する峰の茶屋跡避難小屋、那須岳避難小屋2棟の維持管理に関するもの。同隊は避難小屋に関しても、清掃や点検、冬囲いなどを自主的に行っているが、覚書により県の協力団体として位置付けられるという。

 那須山岳救助隊の高根沢修二(たかねざわしゅうじ)隊長(69)は「救助が本来の目的だが、事故を減らすのも1つの責務」と話す。今季を振り返り「疲労のある下山時を中心に5件の事故があった。冬山に登る場合は、装備を十分にして慎重に臨んでほしい」と話した。