「正直、世界選手権で金メダルを取れなくてもいい」。

「天才肌」といわれる25歳の男はこうはっきりと言い切った。2017年のハンガリー・ブタペスト世界柔道選手権に続き、18年のアゼルバイジャン・バクー世界柔道選手権で男子60kg級で優勝し、同大会2年連続3度目の優勝を果たした。

ハードな練習を楽しんでいるかのように明るく、インタビュー中も終始穏やかな表情を見せていたが、「五輪」の二文字が出てくると、鋭い目つきに変わり、冒頭の言葉を残した。

高藤直寿。リオ五輪銅メダルの悔しさを糧に変貌を続ける「規格外」の男は2020年の東京五輪に柔道人生の全てを賭けている。

 

 

インタビューの内容は「SPRIDE vol.28」に掲載しています。