下野新聞デジタルは今春、栃木県内の進学校を中心に取材し、東京大と京都大の合格者数、合格科類・学部などを独自にまとめました。

 東大入試では「学校史上初」や「約20年ぶり」の合格という快挙があり、京大入試では23年度以降最多の合格者数となりました。合格者たちは狭き門をいかにくぐり抜け、夢への一歩を踏み出したのか-。快挙を果たした県内合格者たちの声を複数回にわたって届けます。

 栃木県立宇都宮北高を今春卒業した坂巻颯(さかまきはやて)さん(18)は、1980年の同校創立以来初めて東京大学に現役合格した。合格したのは数学、物理学、化学を中心に学ぶ理科1類。難関大学合格者が決して多くはない「北高」から、東大合格を勝ち取った過程や合格の秘訣などを本人に聞いた。

東大に現役合格した坂巻さん。「戒め」として結果の良くなかった数学の成績表をスマホに挟んでいた=3月撮影
東大に現役合格した坂巻さん。「戒め」として結果の良くなかった数学の成績表をスマホに挟んでいた=3月撮影

■中学時代はYouTube漬け

 東大を志したのは、高校受験を終えた中学3年の頃だった。

 中学時代はYouTubeで動画ばかり見ており、