空襲で焼け野原となった宇都宮の市街地=中島みどりさん撮影、カラー化は東京大・渡邉英徳研究室

軍人のいた日 宇都宮・14師団 ⑦終戦

焼け野原の軍都で創業

 

 1945(昭和20)年7月12日深夜、米軍爆撃機B29が焼夷(しょうい)弾の雨を降らせた。宇都宮大空襲。市街地の面積50%が被災し、犠牲者は県内空襲で最多の620人以上に上った。

 

 陸軍第14師団が08(明治41)年に置かれ、爆発的に人口が増えた宇都宮。軍需工場も多く進出した軍都は焼け野原と化した。