「就活」「婚活」「朝活」…と世の中にはいろいろな「活」(活動)がありますが、皆さんは「サ活」していますか? サ活とは、サウナで汗を流し心身をととのえること。寒い時季、なかなか汗をかく機会がなかった人も、サウナで身も心も軽くなってみては。初心者にお薦めの施設を紹介します。
県内「サウナ」巡り
サ活で快汗

益子舘 里山リゾートホテル 森のサウナ
益子
新スタイル「ネレルサウナ」
のどかな益子の里山にあるホテルでぜひ体感してほしいのが、人気上昇中の〝寝られる〟サウナ「ネレルサウナ」です。男女共に各大浴場の中にあり、日帰り温泉で気軽に楽しめます。
1年前にオープンした新スタイルのサウナは、森をイメージ。木の香りに包まれる非日常の空間で横になりながらくつろぐことができます。あまりの心地よさに思わず眠ってしまう利用者もいるそう。
また、セルフロウリュによって、湿度や体感温度を自由に調整できます。社長室の髙橋勇滋さん(25)は「全国でも珍しい、寝ながら入れるサウナをぜひ楽しんでください」と歓迎します。



益子町益子243の3
☎0285・72・7777(代表)
日帰り温泉は午後3~10時(受け付け同9時まで)、月・火曜は午後8時まで(受け付け同7時まで)。サウナは午後4時から 無休 Ⓟ120台
料金/
平日中学生以上1000円、子ども(3歳~小学生)800円。土・日曜、祝日中学生以上1500円、子ども1300円。貸タオルセット200円。乳がん患者のための入浴着あり

大田原温泉 太陽の湯
大田原
「専属熱波師」が風送る
男性はドライサウナ、女性はドライサウナ、ソルトサウナがあり、サウナは男性が90度で定員20人、女性は80度で9人。水風呂はともに15度。外気浴スペースには「ととのイス」が5台、ウッドデッキがあり寝そべることができます。
売りは「専属熱波師」。熱波ネーム熱寅さん(本名・伊藤大賀さん、29)は従業員ですが、昨年8月の開湯記念アウフグースイベントで熱波師に誘われ、急きょ参加。その後、お客さまに安心して熱波を受けてもらえるように資格を取り、昨年9月末から専属熱波師になりました。「安全第一に、具合の悪いお客さまがいないか注意しながら、楽しんでもらえるようにしています」と熱寅さん。「お客さんに育ててもらって成長する熱波師を目指しています」と外気浴スペースにも必ず風を送りに行きます。通常は男性サウナ対象で、女性は岩盤浴で月2回ほど熱波を受けることができます。



大田原市中田原593の3
☎0287・24・2525
午前10時~午後10時
不定休(月に1回)
Ⓟ250台
★
レンタル情報/
フェースタオル(販売)150円、バスタオル(レンタル)200円、セット価格300円
料金/
平日中学生以上700円。土・日曜、祝日800円。
毎週水曜はマル得水曜日500円(繁忙期除く)、3歳~小学6年生300円
アウフグースイベント/
熱寅さんインスタ(@nettora.neppashi)で
★お薦め サウナの入り方★
〈大田原温泉 太陽の湯の場合〉
① サウナ8分
↓
② 水風呂1分
↓
③ 外気浴8分
①②③を1セットとして、3セットを初心者の方に推奨しています。
※「ととのう」とは頭はすっきり、体はリラックス状態。副交感神経が優位のリラックス状態のこと

道の駅たかねざわ 元気あっぷむら
高根沢
大きな窓からの四季 楽しみ
湯量豊富な天然温泉(男湯、女湯)の浴室内にあるサウナルーム。総ヒノキ造りで、大きなガラス窓からは庭園風露天風呂を彩る四季の景色を眺められます。「春先は美しいサクラを楽しんでください」と話す駅長の阿久津和男さん(60)。
90~100度の室内でじっくりと汗をかいたら、水風呂に入ってリラックス。入場券は一日券なので、温泉から出てしまっても同日は再入場でき、何度も利用できるのが売りです。また湯上がりはアトリウムでのんびり心地よい時間を。フロントで冷たいビールも販売しています。
リニューアルのため、3月下旬から全館休業します。


高根沢町上柏崎588の1
☎028・676・1126
午前10時~午後9時(入場は同8時半まで)
第2・4火曜休(詳しくはホームページを)
Ⓟ350台
★
料金/
一般600円

宇都宮天然温泉 ベルさくらの湯
宇都宮
「塩サウナ」など3種完備
人気の「ロウリュウサウナ」をはじめ、アロマ塩を肌に塗って楽しむ「塩サウナ」、ハーブの香り漂う「スチーム式ハーブサウナ」など3種類のサウナを完備。
昨年10月にスタートした「ロウリュウサウナ」は、大型の高温サウナ室で30分に1回サウナストーンに自動で水がかかり、蒸気が立ち上がります。階段の上段から下段まで約5~10度の温度差があるので、初心者は下段から座り、慣れてきたら好みの温度の場所を見つけていくのがお勧めです。
「サウナは水風呂と交互に入るのが一般的ですが、水風呂に抵抗のある人は、屋外でゆっくりと休憩をとる外気浴を試してみては」と伊藤亜樹マネージャー。「温度の変化によるヒートショックに気を付けながら、自分のペースで楽しんでほしい」と話します。


宇都宮市陽東6の5の31
☎028・663・4126
午前9~0時(受け付けは午後11時まで)
第3火曜休、施設点検日休
Ⓟあり
★
料金/
平日大人900円(土・日曜、祝日1000円)、4歳~小学生500円、3歳以下無料 ※オムツ着用の方は入浴不可
温活Cafeコース(温泉+温活Cafe+岩盤浴) 平日1400円(土・日曜、祝日1500円)
イベント情報/
さくらまつり 3月19日~4月14日。2階の岩盤洞(男女兼用)で手動のロウリュウを実施。日程など詳細はホームページで告知

天然温泉 ザ・グランドスパ南大門
宇都宮
日替わりアロマ 熱波体験
サウナで熱波を体感したい人にお勧め。「アロマ旋回サービス」を1日3回(午前11時、午後2時、同5時)、男女両方のサウナで実施しています。
熱したサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」。サウナ室にはふんわりとした香りが広がります。大きなうちわであおぎ、サウナ利用者に熱波を送っていきます。最初は軽めに優しく、2巡目は少し強めに、最後は「背中をあおいでほしい」など利用者のリクエストに対応。アロマ水はペパーミントやレモンなど日によって替わります。 施設管理課の阿久津悠香さん(23)は「お客さんから気持ち良かったよと、声をかけていただく機会も増えてとても励みになる」と笑顔で話します。
