一番効率がいい勝ち方とは
リバウンドで奮闘した後に、速攻の先頭を走る竹内の姿を昨シーズンから何度も目にしている。竹内は、「大学の時に結構走らされたのでそれが染みついているんだと思う」と謙虚に話すが、かつて孤軍奮闘でチームを引っ張っていた広島在籍中は、毎試合40分近く出場していたため、そういうプレーができなかった。しかし、多くの選手が活躍するブレックスでは毎試合20分程度の出場となり、「出た20分は全力でプレーをしていきたい」と、出せる力は出しきるというプレースタイルに変わった。
「僕は広島にいた時にチームを引っ張る存在だったんですけど、結果として広島を勝たせることができなかったんです。それでブレックスに入った時(2016-17シーズン)に、自分がどういうプレーをしたらチームに貢献できるのかということが分からなくて、結構迷っていたんです。でも、結局は“今のようなプレー”が一番チームの助けになるんだと気付きました。自分がファーストオプションでやるより、ライアンやジェフがファーストオプションでやった方が確率がいい。実際、それで試合にも勝てていますから。今シーズンは彼らのコンディションもいいし、彼らが一番ディフェンスのズレを作ってくれているので、そうすることが一番効率がいいということを、みんなも理解していると思います」
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