遺構は語る

戦後80年。戦争体験者の多くが鬼籍に入り、戦禍の記憶は薄れつつあるが、人知れず立つ碑やひっそりと残る跡が、あの大戦を後世につないでいる。県内各地の痕跡を随時紹介する。
 

 

玉音放送響いた御座所

終戦時、上皇さまの疎開先

 

 益子町内の里山風景にたたずむ「ましこ悠和館」(旧南間ホテル別館)。木造2階建ての建物は戦時中、皇太子だった上皇さまが疎開先として滞在した歴史を持つ。