身近なのに知らなかった「ひと」「もの」「こと」。そんな再発見や新発見を求め月1回、アスポリポーターが独自の視点と興味を持って県内を巡ります。(第4回目)
いよいよゴールデンウイーク。連休を生かして遠出も良いけど、近場で楽しむプチ旅もお勧めです。今回は、「春の風を感じる」をテーマに栃木市へ出掛けました。
巴波川では「蔵の街遊覧船」に乗船。船頭さんのお話や船頭唄を聞きながら船に揺られ、たくさんの鯉のぼりが風に吹かれて泳ぐ姿を川面から楽しみました。
蔵の街を歩いて「北蔵cafeひがの」で手作りスイーツを堪能し、近くの神明宮にお参り。境内を散策すると、すがすがしい風を感じました。
市街地を離れて「フェスティカ・サーキット栃木」へ。ドキドキワクワク、初めてのカート体験で時速65㌔のスピードで風や音、振動を体感。
体いっぱいで春の風を感じた旅でした。
![]() |
map1
|

まずは、栃木市の中心を流れる巴波川で蔵の街遊覧船(map1)に。レンタルのすげ笠をかぶって乗船。旅気分が盛り上がります。船頭歴10年の加藤盛正さんによる歴史や見どころ案内、遊覧船にまつわるエピソードを聞きながら、春風に泳ぐ「うずまの鯉のぼり」や街並みを川からのアングルで楽しみました。加藤さんの軽妙な語り口、お話の中身は…乗船した時のお楽しみ。
船の折り返し点はコイのエサやりポイント。エサをまくと、勢いよくコイが群がり、水面から口を出してパクパク。最後は、加藤さんの船頭唄を聞きながら船着き場へ。風情ある約20分の遊覧船を満喫しました。
蔵の街遊覧船
■蔵の街遊覧船待合処
■栃木市倭町2の6(塚田歴史伝説館隣り)
■TEL:0282・23・2003
■区間:幸来橋~瀬戸河原堰(せき)
■運行時間:午前10時~午後4時。毎日運行(年末年始を除く)
■乗船料:大人(中学生以上)700円、小人(小学生)500円、犬100円。幼児は大人1名につき1名まで無料
■P3台
■http://www.k-yuransen.com/
|
map2
|

この時季はパラソル席も気持ちいい

スイーツにはおかきが付くうれしいサービス。実はこちら、創業大正11年「おかき処ひがの」が営業。自社のおかきも一部販売しています。

蔵の街大通りへ歩いて移動し、北蔵cafeひがの(map2)へ。明治時代中期に建てられた国登録有形文化財の「北蔵」を利用したカフェです。目当ては手作りスイーツ。ふわふわ生地でたっぷりの生クリームを巻いた「北蔵ロールケーキ(おかき付き350円・飲み物セットにすると100円引き)」をチョイス。美しい盛り付けにテンションが上がり、やさしい甘さに癒やされました。
スイーツや軽食で使うパンは全て自家製。土日は、人気のベーグルも並びます(平日は6個から予約販売可)。「手作りのため、数に限りがあり、混雑時にはお待たせしてしまうことも」と店主の日向野幸子さん。「私は待ちます!」。
北蔵cafeひがの
■栃木市倭町14の2
■TEL:0282・24・6550
■午前10時~午後5時 木曜休
■市営駐車場利用
■http://www.higanoshouten.jp/
|
map3
|


その足で栃木のお伊勢さま神明宮(map3)へ。カフェから参道入口までは徒歩1分足らず。拝殿で参拝し、日々の感謝。拝殿前の案内板に目をやると「栃木の地名はこの神社からとの発祥説がある」の一文。社務所を訪ねて宮司の神山拓之さんに伺うと、「本殿の屋根ぐしの千木(ちぎ)から」という説があることや、神社の歴史など気さくに話してくださいました。
神明宮
■栃木市旭町26の3
■0282・24・4530
■Pあり
■http://www.jinja.rpr.jp/
|
map4
|


恐る恐るアクセルを踏んでスタート。さっそうと乗りこなすイメージでしたが…、実際はノロノロ運転、カーブで失速(かっこ悪っ)。3周目くらいから、楽しくなってきて、直線ではフルスピード(最速時速約65㌔)を体感し、チェッカー(フラッグ)。「目線が低いので、実際の速度以上にスピードが感じられます。ストレス解消にもお薦めです」とマネージャーの渋谷裕二さん。たしかに! 走行中は無心になり、風を切る爽快感が味わえます。
春の風を全身で感じた栃木の旅。夜は、ぐっすり眠れました。(S)
フェスティカサーキット栃木
■栃木市柏倉町1275の1
■TEL:0282・25・1500
■午前9時~午後5時
■不定休
■お試しコース(5分)1000円。スタンダードコース(8分)3000円。グループパックや回数券あり
■レンタルカートは平日、祝日は午前9時~午後4時、土日曜は午後3時から日没まで
■スニーカー(ヒール不可)、長そで長ズボン着用
■Pあり
■http://www.festika-circuit.com/
|

1
2
3
4
