わがまち ソウルフード
県内には「しもつかれ」に代表される、伝統的な郷土料理が各地に残っています。それとは別に、子どもたちの給食にも出され、地域のソウルフードとも言える食べ物があります。今回は益子町の「益子のビルマ汁」、鹿沼市の「インド煮」、壬生町の「みぶのカミナリ汁」を紹介します。
壬生町の特産物のかんぴょうを使った玉子とじに、のりをふりかけたお吸い物。ここ10年ほど、町の小中学校の給食の定番メニューとして親しまれています。
同町によると、もともと各家庭で食べられていたかんぴょうの玉子とじを給食用にアレンジ。玉子とかんぴょうがカミナリ、のりがカミナリ雲のようにみえることから「みぶのカミナリ汁」と名付けられました。かんぴょうがカミナリの多い夏場に生産されることからも来ています。 最近は、町のイベントや飲食店でも提供されています。
(問)町農政課☎0282・81・1839。
【レシピ編】
「日本料理 旬香」店主の鈴木浩さんが作る
みぶのカミナリ汁
壬生町内でみぶのカミナリ汁を提供している「日本料理 旬香」のレシピを教えていただきました。(4人前)
下準備:かんぴょう(20㌘)は水で戻し、塩もみして洗い流しておく。
❶戻したかんぴょうを沸騰したお湯で透き通るくらいまでゆで、水気を絞り2~3㌢の長さに切る。
❷鍋に一番だし800㍉㍑を入れて中火で沸かし(沸騰させない)、塩5㌘、薄口しょうゆ小さじ1/2を入れる(お好みで調整)。
❸②にかんぴょうを入れて味を含ませながら好みの柔らかさまで煮る(弱火で2~3分)。
❹強火にして、溶き卵2個分を入れて箸で混ぜる。
❺椀に盛り、のり(アオサなど岩のりがよい)と薬味(わけぎ、カイワレ大根、ミョウガなどお好みで)適量をのせる。
県内には「しもつかれ」に代表される、伝統的な郷土料理が各地に残っています。それとは別に、子どもたちの給食にも出され、地域のソウルフードとも言える食べ物があります。今回は益子町の「益子のビルマ汁」、鹿沼市の「インド煮」、壬生町の「みぶのカミナリ汁」を紹介します。
|
みぶのカミナリ汁 |
|

同町によると、もともと各家庭で食べられていたかんぴょうの玉子とじを給食用にアレンジ。玉子とかんぴょうがカミナリ、のりがカミナリ雲のようにみえることから「みぶのカミナリ汁」と名付けられました。かんぴょうがカミナリの多い夏場に生産されることからも来ています。 最近は、町のイベントや飲食店でも提供されています。
(問)町農政課☎0282・81・1839。
【レシピ編】

下準備:かんぴょう(20㌘)は水で戻し、塩もみして洗い流しておく。

❷鍋に一番だし800㍉㍑を入れて中火で沸かし(沸騰させない)、塩5㌘、薄口しょうゆ小さじ1/2を入れる(お好みで調整)。
❸②にかんぴょうを入れて味を含ませながら好みの柔らかさまで煮る(弱火で2~3分)。
❹強火にして、溶き卵2個分を入れて箸で混ぜる。
❺椀に盛り、のり(アオサなど岩のりがよい)と薬味(わけぎ、カイワレ大根、ミョウガなどお好みで)適量をのせる。
日本料理 旬香 壬生町通町14の15 ☎0282・25・8075 11:00~14:00(OS)、17:00~21:00(OS) 火曜休 Pあり 「みぶのカミナリ汁」324円。 定食のみそ汁は108円増しで変更可 |
![]() |
|
益子のビルマ汁 |
|

それから70年、飯塚家に伝わる夏野菜たっぷりの家庭料理は町中へと広まり、今では学校給食や飲食店などで人気を呼んでいます。辛味を利かせ、和風だしとカレーのさっぱりした風味で、夏になると食べたくなる味です。 町内17店の取扱店で主に7~9月の夏場楽しめます。
(問)町商工会☎0285・72・2398。
【レシピ編】

❶ナス大5~6本(中8本)は皮を縦に3~4ヵ所むき、大きめの輪切りにして水にさらす。ニンジン大1本はいちょう切りにする。インゲン10本は5㌢くらいの長さに切る。タマネギ中2個とジャガイモ(メークイン)中4個は大きめに切る。

❷鍋に①の野菜と肉をばらしながら入れ、タカノツメ3~4本(好みで)は半分にちぎって入れる。水を野菜が浸るくらいに入れる。サラダ油大さじ1と塩大さじ1~2を入れ、ふたをして水から煮込む。煮立ったらあくを取り、和風顆粒だし大さじ2を入れて味をみる。
❸野菜に火が通 ったら、手でちぎった完熟トマト中5個(大3個)を入れる。カレー粉小さじ1~2を入れる。※味を小まめに確認しながら塩を足して調える。
❹一煮立ちさせたら出来上がり。※ぐつぐつ煮込まない。
![]() |
![]() |
飯塚フミさん(左の写真・右)とビルマへ出征した故・飯塚潤一さん |
|
インド煮 |
|

当時、給食の主食はパンだったことから、子ども受けを考えた上で、カレー味の煮物に着目。一般的なカレーの具材に、さつま揚げ、うずらの卵、鹿沼市の特産品でもあるこんにゃくを入れ、栄養的にも優れた一品になりました。現在も、同市内の小中学校の給食で提供されています。
一般には市内の「農産直売所あぜみち」で惣菜としてインド煮を販売しています。
(問)市教育委員会事務局☎0289・62・2349。
【レシピ編】 あぜでり料理長の増子貴之さんに同店オリジナルのインド煮の作り方を教えていただきました。 インド煮(6人前)


❸②にひと口大に切ったタマネギ250㌘を入れて炒め、ウスターソース大さじ1、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1、コンソメ1個、カレー粉小さじ2を入れ炒める。
❹③にあく抜きし、ひと口大に切ったコンニャク150㌘、ケチャップ大さじ4を入れ炒める。
❺④に水120㍉㍑入れひと煮立ちしたら、短冊切りしたさつま揚げ150㌘、①を入れ、うずらの卵と、グリーンピースをのせて完成。
![]() |
あぜでり 鹿沼市千渡1754の5 (農産直売所あぜみち鹿沼店) ☎0289・74・7030 10:00~19:00 無休 Pあり 「インド煮」200㌘、380円 |