健康招福願う 6月16日 ー和菓子の日ー
6月16日は「和菓子の日」。平安時代、疫病がまん延したことから、餅を神様にお供えし、疫病平癒、健康招福を祈ったのが由来とされています。今回は記念日を前に、県内でお薦めの老舗や名店を紹介。大切な人と和菓子を囲み、思い思いの時間をお過ごしください。
味噌まんじゅう新井屋 佐野
ほどよい甘さ塩味がミソ

あんこがぎっしりの味噌まんじゅう
1929(昭和4)年11月創業。当初は1店舗だった店も現在5店舗となり、今年4月には創業以来初の県外に出店しました。
創業時からの看板商品「味噌まんじゅう」は、つぶあんとこしあん、数量限定の白あんの3種類。薄皮であんこがぎっしりと詰まっています。「一番のこだわりはみそが含まれている皮」と話す3代目の野部武典さん。

「一番人気はつぶあんで、若い年代にはこしあんが人気」と話す野部武典さん
皮のみその味はほとんどなく、あんこに少量の塩分が含まれているため、程よい甘さのバランスを取っているそう。甘いものが苦手な人からも支持されている味わいです。
年間で130万個ほど製造している味噌まんじゅう。創業者のこだわりにあふれた「和」を味わってみては。

たぬまの杜店
佐野市吉水町1124の1
☎0283・85・8110
午前8時~午後6時
月曜休 Ⓟあり
朝日屋本店 高根沢
5種の味、食感楽しんで

大正時代から愛され続けている名物「きんとんまんじゅう」や人気の「あげもち」、季節の和菓子など約30種類を販売しています。商品はいずれも保存料不使用なので、お子さまも安心して食べられます。
一押しはこれからの季節にぴったりな、くずを凍らせた〝溶けないアイス〟「くずバー」です。「サイダー」「柚子」「抹茶」「イチゴ」「梨」の5種類(各190円)。凍ったシャリシャリ感を味わうのもよし、溶かしてゼリーのようなぷるぷるの食感を楽しむのもよし。
上質な素材と製法にこだわってきた同店。おいしさを追求するアイデアを大切にしながら、同店は「これからもだんらんのひとときをお手伝いします」と話します。

明治30年創業の「朝日屋本店」
高根沢町宝積寺2368の6
☎028・675・0030
午前8時~午後6時半
元日休 Ⓟ10台
あん小屋大田原店 大田原
あん専門の多彩な味わい

1966(昭和41)年に創業した製あん所「池田屋商店」(那須烏山)が直営するあんこ専門店です。
通常のたいやきに加え、15~19日の5日間は、やさしい甘みで低糖の希少糖を使った、たいやき「極(きわみ)」(200円)を各日限定30個発売! 自慢のあんがたっぷり詰まっています。
また「あん小屋の水ようかん」(130円から)もお薦め。こしあん、青メロン、赤メロン、イチゴ、ラムネ、新発売のレモンなどさまざまな味が楽しめます。定番人気は「あん小屋のあんぱん」(165円から)。多彩なあん菓子の世界をご堪能あれ。
15~19日、1000円以上購入したお客さま(先着50人)に「あん小屋の水ようかん こし」を1個プレゼント。

通り沿いにあるログハウス風の建物
大田原市末広3の2854の1
☎0287・47・4211
午前10時~午後6時(なくなり次第終了)
月曜休 Ⓟ8台
山本屋菓子店 小山
あんバター 相性風味よく

創業約80年。和洋菓子の種類が豊富で、店先に行列ができる人気店です。看板商品は、沖縄県波照間産の黒糖蜜を生地に練りこんだ「黒糖生どら焼」(170円)。
今年4月には、「黒糖あんバターどら焼」(200円)が新登場。ふんわりもっちりと焼き上げた皮に、自家製つぶあんと北海道産の加塩バターをぜいたくにサンドしています。爽やかな風味のバターとあんこが溶け合い、塩味も程よく効いたさっぱりとした口当たりです。
地元の良質な水と十勝産小豆を使用し、独自の製法で練り上げた「水ようかん」(670円)もお薦め。「自家製あんみつ」(400円)は、水色寒天が涼やかです。

小山市下石塚352の1
☎0285・38・2011
午前8時~午後6時
水曜・月2回火曜休
Ⓟ20台