屋外で過ごすのが気持ちいい季節になりました。最近は新型コロナウイルス禍もあり、「キャンプ」がブームです。一方、初心者キャンパーにとって、グッズ選びなどはハードルが高め。今回は、初めてのキャンプにあると便利なアイテムやお薦めのキャンプ場を取材しました。思い切って体験したら、あなたもその〝沼〟にはまるかも。

秋… 自然にどっぷり
行ってみよう! CAMP
CAMP RABBIT(キャンプ ラビット)
那須
1994年7月にオープン。場内には余笹川の支流が流れ、連日自然を愛する多くのキャンパーが滞在しています。
テントサイトは135区画。ソロや一家族向けの少人数と、グループ向けでエリアが分けられ、気兼ねなく思い思いの時間を過ごすことができます。また、日常から離れ自然を満喫できるよう、電柱を地中化。照明も最小限に抑え、新月の夜には美しい星が夜空いっぱいに広がります。
今年は11月30日まで開設。これからの時季は紅葉も楽しめます。
那須町豊原丙4387の1
☎0287・77・2721(予約は電話のみ)
チェックイン午後1時~同5時
チェックアウト午前11時
オートキャンプサイト(4人まで)6600円
ソロキャンプ3960円(土・日曜、祝日5280円)
別料金でAC電源サイトあり
2グループの場合はグループサイト
備品レンタル可(要問い合わせ)
やってみよう! CAMP
WILD-1宇都宮駅東店・佐々木さんに聞く
そろえたいアイテム
キャンプ用品といえば、テント、椅子、テーブルが思い浮かびますが、それ以外に必要なものとは? 豊かなアウトドアライフを提案する「WILD -1宇都宮駅東店」の副店長・佐々木徹さんに、そろえたいアイテムを聞きました。
※値段は参考価格

アイテム 01
ランタン
安全な明かりを確保
LEDランタンは、小さなお子さまが一緒でも安心して使えます。写真のLEDランタンは、本体から4枚のパネルが分離でき、簡単に脱着可能で持ち手兼スタンドが付いていて便利。テント内はもちろん、トイレやお風呂などの移動時にも使えます。

アイテム 02
カセットコンロ
普段と変わらず楽々調理
炭を使って調理するより手間もかからず時間を短縮できます。風防付きがお薦めで、屋外での食事作りが快適に。

アイテム 03
寝袋(シュラフ)
寝心地重視は封筒型
初めて使うなら普段と同じような寝心地の「封筒型」を選んで。家族で寝る場合、同じモデルをつなげて使用できるタイプもあります。丸洗いができ、メンテナンスも楽ちん。災害時や普段使いもできるので便利です。

アイテム 04
たき火台
炎に癒やされ 調理も
焼き網や五徳付きで調理できるタイプが便利。食事後、たき火でキャンプの醍醐味を味わえます。


(問)同店☎028・633・1182。
キャンプラビットのキャンパーに聞くお薦めアイテム
コールマンのガソリンランタン
埼玉県朝霞市・安藤大輔さん(47)

道具の全てが黒の「ブラックキャンパー」として専門誌にも登場する安藤さん。初ソロキャンプを体験した同キャンプ場でこの日、ソロキャンパー歴5年を迎えました。
お薦めはコールマンのランタン。中でも、安藤さんの私物はスペシャルエディションで、タンクとベンチレーターが黒のランタンはアメリカから取り寄せた希少モデル。「明かりをともした時の『シュー』という音が心地よい」と語ります。
せいろ
千葉県柏市・山本孝太郎さん(58)、明子さん(55)夫婦

自宅から同キャンプ場まで約2時間半。「週末はほぼキャンプラビットで過ごす」と、ラビット愛があふれます。
お薦めアイテムのせいろは、深型のシェラカップと合わせて使う蒸し器。水を7割ほど入れ沸騰させ、野菜やシューマイなど具材を入れます。10分ほど蒸せば、おいしい「キャンプ飯」の完成! 家でも使える万能アイテムです。
4シーンでpick up
県内キャンプ場紹介
どこにする? CAMP
抜群のロケーション
菖蒲が浜キャンプ村
日光
中禅寺湖の景色を満喫することができるロケーション抜群の湖畔キャンプ場。日光国立公園内にあり、小田代ケ原や戦場ケ原などへのハイキング、釣りの拠点にもなっています。
キャンプはテントを自由に張るフリーサイト、バンガロー46棟を完備。1948年の創業以来、予約なしで利用できるキャンプ場として運営。そのため、大型連休や夏休み、紅葉のピーク時は、午前中で受付終了となる場合も。


日光市中宮祠2485
☎0288・55・0158
チェックイン午後1時
チェックアウト午前11時
※営業は4月末~10月末
大人(中学生以上)1人1泊1500円
子ども(1歳~小学生)1200円
タープ1張1日1700円
大型テントの場合は追加料金
【バンガロー】
4人用1万1000円~8人用2万2000円
予約不要(満場時はツイッターで告知。バンガローの利用は電話予約制)
設備充実 ファミリー向け
那須野が原公園オートキャンプ場
那須塩原
広大な那須野が原公園の一角にあるキャンプ場。オートキャンプサイト23区画、フリーテントサイト、キャビン14棟を完備しています。キャンパー専用の天然温泉施設もあります。
スタッフが常駐するサービスセンターは売店、トイレ、コインランドリー、コインシャワーがあり、初心者やファミリーでも安心してキャンプを楽しむことができます。
那須野が原公園は、アスレチックや遊具が充実。西那須野塩原インターチェンジ近くで、観光にも便利です。



那須塩原市接骨木452の9
☎0287・36・5588
チェックイン
午後1時~同5時
チェックアウト
午前11時(キャビンは同10時)フリーテントサイト2920円
オートキャンプサイト5110円
【キャビン】
4人用1万9240円
8人用3万1560円
※料金は季節で変動
完全予約制
ソロの女性も安心
笑うふくろう
那須
4㌶の広大な牧場跡地に昨年オープンした女性限定(男女ペア可)のキャンプ場。「静かさを楽しむ大人のキャンプ場」がコンセプトです。
場内には「那須山」「竹林」「小川のせせらぎ」などの区画サイトを設置。満天の星空の下、那須サファリパークのライオンの鳴き声が聞こえるという非日常が味わえるときも。
代表・管理人の冨澤美弥さんは「私が在駐しているので安心して過ごしてほしいです。これからの時季、イチョウやモミジの紅葉が見頃です」と笑顔で話します。1日限定10組前後で、1グループ3人まで。未成年や男性のみは不可。

那須町湯本743
(「笑うふくろう」の看板が目印)
チェックイン午後1時~同5時
チェックアウト午前10時
水曜休
※営業は3月~12月5日。2月は未定
一日1人2000円(休前日、ゴールデンウイーク、夏季は500円増し)
駐車場1台1000円
予約は予約サイト「なっぷ」からのみ
トレーラーでグランピング
道の駅たかねざわ 元気あっぷむら Takanezawa Trailers BASE
高根沢
ぜいたくなグランピングが、手ぶらで楽しめる魅力のスポット。豊かな自然を満喫しながら、通常では味わえないトレーラーハウスの特別な空間に子どもも大人も心が躍ります。1泊2食、温泉入浴付きです。
施設内にはアメリカから輸入したトレーラーハウスが15台。非日常の空間に加え、夕食は牛肉や白楊豚など豪快な肉と地元野菜をバーベキューグリルで焼くアメリカンスタイル。スタンダードコースと海鮮食材がプラスされたコースの2種類から選べます。

