時間別 ウオーキングガイド
さわやかに 足取り軽く
初夏のさわやかな季節が到来。こんな時季は新緑に誘われてウオーキングに出かけてみてはいかが。今回は「所要時間別・県内ウオーキングガイド」として、お薦めの5コースを紹介します。所要時間は45分~約2時間。自然の中で思いっきり深呼吸すれば、コロナ禍でたまったストレスや運動不足が少し軽くなるかも。
横根高原周回コース(井戸湿原周回)

鹿沼
400種の植物と
パノラマを堪能

鹿沼市北西部の前日光県立自然公園内にある横根高原。前日光ハイランドロッジを発着点に井戸湿原を周回するコースは、四つのコースの中で所要時間が一番短く、起伏がなだらか。家族連れにも人気です。象の鼻展望台からは、天気が良ければ赤城山や皇海山、男体山など栃木や群馬の雄大な山々を望めます。
標高1300㍍に広がる井戸湿原は、400種類以上の植物が自生する自然の宝庫。
4月下旬から6月上旬にかけては、シロヤシオやトウゴクミツバツツジ、ヤマツツジなどの野生ツツジが次々と見頃を迎えます。




ガイドするのはこのマップの①


鹿沼市上粕尾1936
Ⓟ80台
適期は4~11月

磯川緑地公園

上三川
整備された木道水辺も心地良く

清らかな磯川沿いに木道が整備された公園。自然本来の姿が残され、季節の植物やコイ、ザリガニ、サギなど水辺の生き物が見られます。
南か北駐車場側の入り口を起点に片道30分。緑に囲まれた川沿いの木道は歩きやすく、木陰が気持ちいいので、気軽に散策ができます。石畳がある「せせらぎ広場」や南駐車場側のつり橋では足を止め、風景を楽しんで。
クマザサの群生があり、今の時期はキショウブ、夏はヒマワリ、秋は紅葉が園内を彩ります。ヒゲ沼では毎年ホタルの放流も。川のせせらぎや、鳥の
さえずりを聞きながら散策を。
上三川町上郷2166の1(北駐車場)
Ⓟ北駐車場10台
南駐車場10台
※外灯がないので、夜間の利用は十分に気をつけてください

みかも山ハーブと
万葉の園散策コース

佐野
ハーブ6月見頃ゆったり気分で

みかも山公園の西口広場にある「みかもハーブ園」から「万葉庭園」を巡る和と洋を感じられるコース。同公園ホームページでは「45分」のコースですが、勾配があるため1時間かけて歩くのがお薦めです。
ハーブ園には約40種が植栽されており、6月はラベンダーやマローブルーが見頃に。レストランと売店を備えた施設「香楽亭」でリフレッシュを。緑の木々のトンネルの中、アスファルトで舗装されたアップダウンの道を進みます。「万葉庭園」ではシラン、アジサイ、ヒガンバナ、ウメなど四季折々の植物が楽しめます。



里山を歩きながら
サシバを探すコース
(いちかいウオーキングマップ①のB)

市貝
見上げながら…
田園沿いを行く

町北運動場の駐車場からスタート。坂道が少ない開けた田園沿いが中心のコースで、軽いウオーキングにぴったりです。
タカの仲間の渡り鳥「サシバ」が多く巣を作り、子育てをすることで「サシバの里」と呼ばれる市貝町。「谷津田」という細長い田んぼが林に囲まれたエリアが絶好の生息地になっており、運がよければ遭遇できるかも。
同町観光協会の大塚秀之さん(56)によると、初夏の頃がその絶好の機会で、「電線や電柱辺りに、赤茶色の鳥を探してみてください」。コース終点の武者絵資料館「大畑」でひと休みするのもお薦めです。

ガイドするのはこのマップ①のB

市貝町田野辺
Ⓟ北運動場80台
閉鎖時間なし

那須平成の森ふれあいの森内
駒止の滝観瀑台往復コース

那須
そのままの自然
触れ合いを満喫

那須の青空と美しい緑を満喫できるコース。フィールドセンターを拠点に、魅力あふれる自然や生きものたちとの出合いを楽しめます。途中、足元に散らばる石ころに注意しながら見晴らしのよい駒止の丘へ。緑が開けた先に茶臼岳が姿を見せます。駒止の滝からの帰路は森の中のぐねぐねした道を通り、疲れたらあずまやでひと休みを。
6月になると、エゾハルゼミの〝音のシャワー〟を浴びながらの散策もお薦め。ウツギの仲間の花やエゾアジサイなどが森を彩ります。コアジサイは、小ぶりながら気品のある甘い香りで散策者の心を和ませます。

那須平成の森ホームページで掲載のほか、マップは同センターに設置
那須町高久丙3254
Ⓟ60台
午前9時~午後5時(5、7、8月。通常期は午後4時半まで)
