端午の節句
のびのびと健やかに
5月5日は端午の節句。男の子の健やかな成長を願い、勇壮な鎧(よろい)や兜(かぶと)、こいのぼりなどを飾ります。いつの時代も、両親らの愛情が詰まった五月人形。老舗人形店に、令和のトレンドや選び方を教えてもらいました。
「鈴為」に聞く 五月人形のトレンド

宇都宮市の人形専門店「鈴為」社長の鈴木雄一さん(55)によると、売れ筋は、部屋の雰囲気になじむ優しい色合いの五月人形。今年は、茶系など落ち着いたダーク系も増えています。大谷翔平の兜が話題になったこともあり、被ることのできる着用兜も豊富な品ぞろえ。価格の中心は15~20万円です。
こいのぼりは、室内用のちりめんのつし飾り(2万円前後)が人気。一方、登竜門伝説にちなみ立身出世の願いを込めた外飾りとしての歴史があることから、「伝統的な風習をもう一度見直してみてほしい」と鈴木さん。手軽に飾れるベランダ用のこいのぼり(3~8万円)もお薦めです。


〈鈴為 大曽店〉
宇都宮市大曽4の2の15
☎028・622・1818
午前10時~午後6時半
不定休 Ⓟあり