
仕事と生活の調和がより、モノづくりの未来を豊かに
生産管理統括部 第2生産管理部
全体を見渡し、モノづくりの根幹を支える
工場内の生産計画を立て、製造に必要な原材料の調達・生産プロセスなどを管理し、生産性向上をサポートする業務にあたっています。ニコンと聞くと、カメラのイメージが強いと思いますが、「栃木ニコン」では、カメラの交換レンズ以外にも、半導体露光装置に使われる投影レンズをはじめ、さまざまな産業用レンズを製造しています。中でも私が扱っているのは顕微鏡用の対物レンズです。生産管理の仕事は、設計や開発とは違って地味で目立たないと思う方もいるかもしれませんが、開始から終了までの製造工程全体を見渡すことができ、社内外の多くの人と関われることが魅力の一つです。
大学では経営学を学び、入社後3 年間は経理の仕事に就いていました。当時は数字と向き合ってさまざまな評価をしていたのですが、生産管理業務に就いてからは、一見無機質に感じられる数字が、多くの人の手で作りられていることを実感しました。数字に基づいた説明や提案ができるなど、複数の業務経験を積むことで視野が広がり、課題解決に必要な力が身につきました。

思いをのせて、チームの結束力向上へ
生産管理は、社内外の関係者との調整役を担っているため、障壁や誤解が生じた際は、間に入って連携を図る必要があります。一方的に要求を伝えるだけでは現場のモチベーションが上がらないだけでなく、感情的な摩擦が起きることもあります。本年度、ニコンから不妊治療の顕微授精に特化した顕微鏡が発売されており、当社の対物レンズが使用されています。自分たちが手がけた製品が、社会課題の解決につながると知れば、それが一人ひとりのパワーとなり、現場力の底上げに結びつきます。そのため、情熱的に物事をとらえ、関係各所に思いをのせて伝えることを心がけています。双方の要望を調整し、生産プロセスを円滑に進められたとき、やりがいや大きな達成感を得ることができます。今後は、生産管理という仕事が世の中を豊かにし、社会に貢献していることを周知させ、工場というチームの結束力を強められる存在になりたいです。
仕事も家庭も充実!カギは対話と聞く力

福島県で生まれ育ち、大学進学を機に栃木県で暮らし始めました。文系学部出身ながら、モノづくりに関わりたいという思いが強く、「栃木ニコン」への就職を決めました。カメラ好きで普段無口な父が饒舌になるなど、ニコンへの就職は家族からも応援してもらえました。工場勤務は「きつい・汚い・危険」といういわゆる3Kのイメージがあるかもしれませんが、当社は機械化が進み、工場内は整理整頓と清掃がしっかりされていてきれいでとても働きやすい環境です。

仕事以外の時間は家族との時間を大切にしています。せっかくニコンで働いているので、カメラを買って4歳になった娘の成長記録を残しています。那須塩原駅から東京まで、新幹線を使えば1時間ちょっとで行けるので、テーマパークなどにもよく出かけます。今後は、近場のスキー場でウィンタースポーツも楽しみたいです。
生産管理の仕事で身についた〝聞く力〟や〝課題解決力〟は、家庭でも生かせているように感じます。家族との対話を大切にし、親としても夫としても成長していきたいです。

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栃木ニコンは、ニコングループの一員として、映像・半導体・医療・他、様々な分野の光学ユニット・部品の生産と技術センターの役割を担っており、サステナブルな工場での柔軟なものづくり、人と機械の共創を実現していきます。