社会と地元の未来を創る
新たな架け橋に

株式会社 アヤラ産業
東京支社
中村 弥寛さん / 27歳
株式会社 アヤラ産業
管理部
山本 絵理さん / 29歳

未来を創る、新たな挑戦のフィールド

 昨年1 0月、当社の三つ目の拠点となる東京支社の設立を機に入社しました。現在は首都圏を中心に営業活動を行い、Uターン採用の促進にも携わっています。前職でも4年間営業職を経験しましたが、当社の商材はロボットをはじめとする産業機械であり、専門知識が求められます。そのため、社長のもとで学びながら、新たな市場の開拓に挑んでいます。

 もともと人と話すことが好きな私は、業務の効率化やお客さまの潜在的なニーズを予測しながら仮説を立て、提案に落とし込んで解決へと導くプロセスこそが、営業の醍醐味だと思っています。お客さまが望む未来を創るために、設計から製造までのすべての工程を、社員一丸となって進めていけるこの仕事ならではのやりがいを感じるとともに、本質的な理解を深めるほどに自身の成長を実感しています。

 

都会と地元、2拠点で感じる栃木の魅力

 私は東京支社に勤務しているため、基本的には都内での暮らしをしていますが、頻繁に本社のある地元で仕事をしたり、休日を過ごしたりもしています。東京と栃木を行き来する生活の中で、改めて感じるのは、栃木の持つ利便性と魅力です。移動には電車を利用し、駅からは車を使うことが多いですが、交通のアクセスが良いため、思い立ったときに気軽に移動できるのは、栃木ならではの大きなメリットだと実感しています。私が生まれ育った那須烏山市は、自然が豊かで「山あげ祭」や「烏山和紙」などの伝統文化が息づく街です。当たり前のように過ごしていた幼少期では気づけなかったスローライフの魅力を、都会での生活を経た今、ようやく感じるようになりました。

 小学校跡地を再利用した「G 2 」は、製造工場としてだけでなく、その広大な敷地や校舎を活用しています。新たな街の交流拠点となるように、地域の方々に喜んでいただけるさまざまなイベントを計画中です。これからも東京と栃木、街と人とをつなぐ架け橋になることを目指して、会社や地元に貢献していきたいと考えています。

Uターンで見つけた、やりがいのある仕事

 都内のI T 企業に就職し、3 年前に栃木にUターンしました。前職での経験を生かせる仕事を探していたところ、タイミングよく出合ったのが、当社でした。私が所属する管理部は、秘書業務に加えて、見積書の作成やIT関連、採用関係の運営なども行っています。多岐にわたる業務の中で、新たな学びが得られるだけでなく、新しい分野への興味も広がり、充実した日々を過ごしています。

 お客さまが要望された製品を納期に間に合わせることや、緻密な加工作業を必要とする製品をきちんとお届けすることは、当然ながら私だけではできません。たとえ困難なことがあっても、一人で抱え込まずに各部署と連携し、チームの力で成し遂げたときに、この仕事の大きなやりがいを感じます。

 

地元で広がる、仕事と暮らしの新しいかたち

 地元に戻り、都内とは異なる時間の流れを実感しました。以前は会社と窮屈な住まいの往復でしたが、今は車通勤20分で平日にも余裕が生まれ、オンラインヨガが日課となり、週末も趣味を存分に楽しめています。社員目線を取り入れた快適な職場環境や充実した福利厚生のおかげで、ワークライフバランスも良好です。小学校跡地をリノベーションし、一昨年誕生した当社の新生産拠点「G 2 」ではさまざまなイベントが開催され、地域の方々との交流が生まれています。こうした地元企業ならではの魅力を、私自身も楽しんでいます。

 今後、当社でも海外での仕事が増える可能性があり、かつて海外留学や就職を考えていた私にとっては新たな挑戦のチャンスです。スキルアップを図りながら、地域活性や社会貢献にもつなげていきたいです。

 

〒321-0526
栃木県那須烏山市田野倉779-1
TEL 0287-88-7065
https://ayala.co.jp/

アヤラ産業は那須烏山市を拠点として、産業用省力化設備を設計・部品加工・組立・メンテナンスまでオーダーメイドで製作しています。手掛けた設備は国内だけでなく、海外でも使用されています。廃校となった興野小学校を活用し、地域活性化も目指しています。