スタンダードプラン記事
栃木市の定時制高校に通う男子生徒 夜の教室が自分の居場所 「道は一つじゃない」【夜に見つめる】
プロローグ「群像」②
11:30
西日に照らされたグラウンドで、ジャージー姿のサッカー部員が懸命にボールを追いかける。栃木市の学悠館高。夏の全国高校定時制通信制総体に9大会連続で出場を続けている。
午後4時からの1時間は部活動の時間。そこでは同じ定時制でも、授業を終えた昼間の生徒と、これから学びが始まる夜間の生徒が一緒に活動する。やがてチャイムが鳴る。顧問が集合をかける。「よし、きょうはここまで。学校生活にもしっかり取り組むんだよ」
サッカー部で仲間とボールを追う高橋さん(右)。4年間打ち込み主将も務め、将来の夢も見つかった=8日午後4時50分、栃木市沼和田町
輪が解けると着替えを済ませ、それぞれ校庭を後にした。帰宅したりバイトに向かったりする昼間の生徒に対し、夜間の生徒の足は校舎へと向かう。4年高橋陽(たかはしひなた)さん(19)もその一人だ。
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