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仮想現実のステージに立つ鹿沼市出身Vチューバー 「変身」もう1人の私に 寂しさ抱える誰かのために【夜に見つめる】
プロローグ「群像」③
11:30
11月下旬の深夜、埼玉県に住む青木さん(28)=鹿沼市出身=は音楽ライブに出演する準備をしていた。ステージは自宅。2階の一室から仮想現実(VR)の世界へ飛び込む。
動きやすい服に着替え、自分の動きをアバターに反映させる「トラッカー」を体に付けて待つ。午後11時。現実世界の自分から、バーチャルユーチューバー(Vチューバー)の「警戒ちゃん」へ、スイッチオン。
「ようこそ!」。部屋の中で1人声を張り上げる。警戒ちゃんの目に映るのは1人ではない。人間だったり動物だったり。多彩な観客が、ステージの自分にくぎ付けだ。
身ぶり手ぶりを交えながら歌う青木さん=11月26日午後11時10分、埼玉県内、近藤文則撮影
身ぶり手ぶりを交えながら熱唱を続ける。かろうじて肌が見える首元には、つーっと汗がしたたる。
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