ダウン症児を持つ親が悩みなど語り合った交流会

 ダウン症の子を持つ親同士で気軽に話せたら-。そのような思いを持つ家族が集まり、おしゃべりをして交流を深めてもらう「トリクマカフェ とちぎ店 aRutte(あるって)」が19日、益子町のやわらぎ保育園子育て支援センターで初開催された。カフェは毎月実施予定で、遠方で訪れるのが難しい親子でも参加しやすいよう県内各地で開いていく。

 店長となり、企画したのは那須塩原市にある菅間在宅診療所の医師で所長の黒崎史果(くろさきふみか)さん(43)=宇都宮市在住。長女(2)がダウン症だ。黒崎さんによると、ダウン症児は約700人に1人の割合で生まれてくるというが、「地域で会ったことがない」という。