重箱に春を詰め、行楽へ
春のやわらかな 陽ざしの下、レジャーシートを広げ、お弁当を楽しむ行楽客(下野市・天平の丘公園)
ポカポカとした陽気に誘われ、気軽に出かけたくなる春。 物価上昇の折、手軽で華やかな手作り弁当を持って行楽を楽しんでみてはいかがしょうか。 旬の食材を使った彩り豊かな弁当は、箱のふたを開けた瞬間に季節が感じられます。 定番の花見弁当から家族で楽しめる大容量のものまで、バリエーションは豊富ですが、 どんな春を詰め込むかはアイデア次第です。
3世代で囲む行楽弁当
佐野市の「神谷食堂」神谷恭子さんがレシピ紹介
行楽気分を盛り上げてくれるのは、色とりどりのおかずが入ったお弁当。〝元気が出る美味しいご飯〟をテーマに季節の定食メニューを提供している佐野市「神谷食堂」代表の神谷恭子さんに3世代で楽しめる「行楽弁当」(5人分)のレシピを教えていただきました。
子どもも大人も大満足。たくさんのおかずが彩りよく詰められた行楽弁当。
A 京風だし巻き玉子
※事前の準備
前日に昆布、干しシイタケ、かつお節でだしを取り、冷蔵庫に一晩置いておく。
前日に昆布、干しシイタケ、かつお節でだしを取り、冷蔵庫に一晩置いておく。
【材料】卵6個、だし3/4カップ、塩二つまみ、しょうゆ小さじ2、油適量
❶卵はだしと塩、しょうゆを合わせ軽くかき混ぜる。 ❷卵焼き器を中火にかけ、油をなじませたら①を入れて焼き、やわらかいうちにざっくりと丸めたら巻きすにのせる。巻きすの両端を手で持ち卵をU字につり下げるようにして形を整えたら、もう一度丁寧に巻く。 ❸冷めてから適当な大きさに切る。
B そばペペロンチーノ風
【材料】そば(乾麺80~100㌘)キャベツ、ハム(各適量)、オリーブオイル1/4カップ、ニンニク1片、しょうゆ小さじ1、みりん小さじ1
❶キャベツとハムは大きさをそろえて幅2㌢に切る。 ❷つぶしたニンニクを熱して香りを出し、①を加えてしんなりするまで炒める。しょうゆ、みりんで味付けしたら火から下ろして冷ます。 ❸そばはゆでて水にさらしたら、しっかり水気を切り②と和える。
C 切り干し大根とひじきの煮物
【材料】切り干し大根(乾)30㌘、ひじき(乾)10㌘、切り干し大根の戻し汁3/4カップ、だしパック1袋、塩小さじ1/2、薄口しょうゆ小さじ1、みりん大さじ1
❶切り干し大根とひじきは、それぞれたっぷりの水で戻したら切り干し大根の戻し汁は取っておく。 ❷①の切り干し大根の戻し汁にだしパックを入れ、沸騰したら中火で3分煮出し、袋を取り出す。 ❸②に塩、薄口しょうゆ、みりんを入れひと煮立ちさせたら、弱火にして3分ほど煮る。
D 水菜とお揚げの炊いたん
【材料】水菜1株、しめじ1株、油揚げ2枚、だし汁2カップ、しょうゆ大さじ4、みりん大さじ4、酒大さじ4
❶水菜はさっとゆでたら、長さ2㌢に切り、しめじは石づきを取りゆでる. ❷油揚げは8等分に切りフライパンでカリカリになるまで焼き、①とあえる. ❸だし汁にしょうゆ、みりん、酒を入れ煮立たせたら②にかける.
E から揚げ
【材料】鶏モモ肉350㌘、ヨーグルト大さじ1、塩小さじ1/2、しょうゆ小さじ1/2、スパイス(パプリカ・オニオン・ガーリック)各小さじ1
※衣は片栗粉と小麦粉を同量で混ぜたものを使用。
※衣は片栗粉と小麦粉を同量で混ぜたものを使用。
❶鶏モモ肉を10等分に切り分け、ヨーグルト、塩、しょうゆ、スパイスで下味をつけたら、冷蔵庫で3時間以上置く。 ❷①に衣をつけ、170度に熱した油で3分以上、中までしっかり火が通るように揚げる。
F スモークチキンのバゲット
【材料】サニーレタス、スモークチキン、バゲット、フムス(ひよこ豆をベースにしたペースト)
❶サニーレタスは食べやすい大きさにちぎる。スモークチキンはそぎ切り. ❷バゲットはヨコに切れ込みを入れ、フムスを塗り、①をはさむ.食べやすい大きさにタテに切り分ける.
G ニンジンのナムル
【材料】ニンジン1/2本、ごま油大さじ1、すりおろしにんにく1片、砂糖小さじ1、塩二つまみ
❶ニンジンは千切り。ごま油、すりおろしにんにく、砂糖、塩を加え混ぜ合わせる。
H 紫キャベツのラぺ
【材料】紫キャベツ1/4玉、塩小さじ1、砂糖大さじ1、リンゴ酢大さじ2
❶紫キャベツは千切り。塩、砂糖、リンゴ酢を加えてもみ、最後にしっかり絞って水気を切る。
その他のおかず
I さつまいものマッシュ J フライドポテト K おにぎり3種
1カップ=200㍉㍑、大さじ1=15㍉㍑、小さじ1=5㍉㍑
Point
一工夫で見た目もアップ
【詰め方のポイント】
おかずに熱がこもらないように作ったものは全て冷ましてから詰める。
汁が出そうなものはカップに入れる。
水分を吸わせたくないものはロウ引きペーパーを使って仕切る。
お弁当の隙間にレタスなどを詰めれば色がきれいに。素揚げにしたレンコンをのせるなど、ひと手間かけるとおしゃれな雰囲気に。
食べられる野草(今回はヒメオドリコソウを使用)を湯がいたものを添えれば一気に季節感がでる。事前によく調べて自宅の庭などに生えているものをきれいに洗って使用する。
神谷恭子さん 佐野市堀米町496-1 ☎0283-23-2425
お弁当ベストシーン
春の外時間をもっとおいしく
春の外時間をもっとおいしく
春、屋外に出ると、食べものは何倍もおいしくなる―そんな季節の魔法を活用するなら「どこで食べるのか」は重要です。同じお弁当でも、公園で食べるのか、ドライブの途中でつまむのか、あるいはハイキングのお昼で広げるのか。必要な料理の構成は違ってきます。行楽地のタイプ別にベストなお弁当シーンを提案します。春の外時間を、もっとおいしく。
公園で広げる
ゆったり座って広げるなら、開放感に合う見せる料理を。色と香りで〝春〟を盛り込んでみましょう。サンドイッチ、ちらし寿司、季節の野菜のおかずなど「広げて完成する料理」も公園ならではです。
【お薦め食材】 菜の花の黄色、スナップエンドウや木の芽の緑、桜えび、紅芯大根の桜色、ほんのり香る山椒や柑橘の皮
ドライブで楽しむ
ワンハンドで完結できるように。後片付けも手間がかからないような工夫を。移動中(走行中はドライバー以外)、あるいは景色のいい場所に停めて、車中で食べる行楽弁当。片手で食べられ、こぼれにくいものを。
【お薦めメニュー】 おにぎらず、小さめバーガー、キンパ、ロールサンド、具材ぎっしりのスティックおかず(アスパラ肉巻きなど)
ハイキング中のパワー回復
体を動かした後だからこそ、素朴で力強い味がうまい。山の中腹でリュックを下ろして一息ついて。疲れた体には、見映えよりもエネルギー補給と食べやすさ重視で。しょっぱさや甘さのコントラストを効かせて。疲労回復に酸味も有効.塩分がやや多い食材がよい.必要に応じて保冷材を.
【お薦めメニュー】 定番の唐揚げ、ゆで卵・だし巻き、梅やちょっと甘めのみそのおにぎり、ナッツやドライフルーツも
水辺で広げる
川辺や湖畔のピクニックは、風との戦い。料理が飛びやすいので、しっかり重さのあるおかずが活躍します。少し油分のあるおかずは冷めてもおいしさが安定するのでお薦め.皿類は風で飛びやすいので、容器は重さのあるもの.温かい飲み物を持っていくと幸せ感が上がる.
【お薦めメニュー】 いなり寿司、厚焼き玉子、ロースト野菜のマリネ、重さのある肉料理










028-625-1847

