近場で楽しむGW
県内新スポット
ゴールデンウイークは、県内の新しい魅力に出合ってみませんか。最近になって誕生した注目スポットや、リニューアルや再生を経て生まれ変わった施設が話題を集めています。自然、食、アート、体験型の空間など、楽しみ方はさまざま。子どもから大人まで、思い思いに過ごせる場所がそろいました。県内の新たな魅力を探しに出かけ、今だけの新鮮な空気を味わってみましょう。

新しい大谷を体験する
大谷グランド・センター(宇都宮)
岩と一体化した荘厳なたたずまい
長年活用されていなかった旧「山本園大谷グランドセンター」が再生され、「文化創造拠点」としてよみがえりました。大谷といえば多くの人が思い浮かべる地下採掘場とは異なり、この施設は高台に立地しています。風が通り、光が入り、街を一望できる開放的な環境です。
館内の見どころは、アーティストYOSHIROTTEN初の常設展示。音や映像が、刻々と表情を変えるインスタレーションは、「鑑賞」ではなく「体験」するもの。時間をかけて向き合うことで、心が落ち着いたり、考えが整理されたりする感覚を味わえます。
食の面では、相場正一郎(LIFE オーナーシェフ)さんと江森宏之(メゾンジブレー オーナーパティシエ)さんの2人の本県出身者が監修するイタリアンとスイーツが楽しめます。地元の食材を積極的に取り入れ、本県出身で東京などで経験を積んだ人たちが運営に携わっています。
入館料と同額のドリンクチケットが付くのは、この場を維持し、ゆっくりと体験してもらうための仕組み。その意図は、実際に訪れて過ごすことで伝わってきます。再生という話題性だけでなく、食・アート・建築・人材を通じて地域との関係性を再構築する場所として、これからどのように育っていくのか注目です。
浴場だった場所でアートを体験 @YOSHIROTTEN
宇都宮市大谷町1396-29 / ☎028・688・8830
アートスペース午前11時〜午後5時(最終入場午後4時半)、レストラン午前11時〜午後3時(LO午後2時半)、カフェ午前11時〜午後5時(LO午後4時半) 火・水定休
【入館パス】当日販売のみ 大人(18歳以上)・中人:500円
【グランドパス(アートスペース鑑賞込み)】当日販売・大人:1800円/中人:1500円(オンライン事前販売で割引あり) ※いずれも500円分のドリンクチケット付 小学生以下:両パスとも無料
アーバンスポーツと憩い 融合
アークタウン宇都宮
日本最大級、屋根付きのスケートパーク
スケートボードやBMXといったアーバンスポーツを軸に、飲食店や広場を備えた公園型複合施設。スポーツを「する人」だけでなく、「見る人」「立ち寄る人」も楽しめる、新しいスタイルのスポットとして注目されています。
大きな特長は、国内大会から国際大会まで開催可能な高規格のスケートボードパーク。屋根付きの構造のため、雨天でも利用でき、選手や大会主催者からも高い評価を受けています。オープン後には大会が開催され、多くの来場者でにぎわいました。
敷地内には多目的広場や芝生エリアがあり、イベントやマルシェ、撮影、ステージイベントなど幅広い使い方が可能。物販店や飲食店も併設されており、買い物、食事目的で訪れても楽しめます。
また、次世代型路面電車(LRT)の平石停留場に直結している点も大きな強みです。公共交通機関で気軽にアクセスでき、駅や市街地、宿泊施設との移動もスムーズ。スポーツだけにとどまらない楽しみ方が周辺にも広がっています。
レベルに合わせて使用できるBMXパーク
宇都宮市下平出町2945-1 / ☎080・3631・6879
スケートパーク・BMXパーク 平日正午~午後9時 土日祝午前10時~午後9時 ※各店舗については要問合せ
P219台 / 利用は有料(パーク、多目的広場、管理棟)
大規模改装で新たな魅力
那須千本松牧場(那須塩原)
リニューアルで一新されたショップ。ゆったりとしたスペースにお土産品などが並ぶ
創業130年を超す「那須千本松牧場」が大規模なリニューアルを行い、グランドオープンしてから今春1周年を迎えました。約40年ぶりとなるリニューアルでは、那須野が原の雄大な景色を見渡すことができる「千本松テラス」や敷地内の天然温泉を引いた「温泉じゃぶじゃぶ池」が新設されました。また、地元の恵みを味わえる「千本松オープンカフェ」も魅力の一つに加わりました。
週末には地域の生産者と連携したマルシェやイベントなども開催。千本松統括部の江連美香さんは「これからは県内外から訪れる来場者と地域生産者との交流の場としての役割も果たしていきたい」と話します。
循環型酪農を通して、自社牧場で健康に育てた乳牛の生乳を使ったミルクアイスやプリンなどオリジナルスイーツや千本松牧場牛100%使用の「ちぎりハンバーグ」など、牧場グルメも続々登場しています。「どうぶつふれあい広場」では、新たに4頭のアルパカが仲間入り。新緑の季節は、レンタサイクルを利用してサイクリングを楽しむのもおすすめです。
グランドオープンから1周年を迎えた千本松牧場
那須塩原市千本松799 / 電話0287・36・1025
地域の味と魅力が集合
東北自動車道 上り線 佐野サービスエリア(SA)
建築家の隈研吾さんが監修したサービスエリア外観
地域の魅力あふれる〝ドラマチックエリア〟として、ことし3月17日にリニューアルオープンした東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA)。建築家の隈研吾さんが監修した商業施設は、自然の安らぎが感じられる開放的な雰囲気です。2022年にリニューアルオープンした下りSAと歩いて往来ができ、上下線の両施設を楽しめるのも大きな魅力となっています。
フードコートには佐野らーめんの人気店「麺屋ようすけplus」が出店。佐野名物「大根そば」や県産豚肉を使用した超厚切りの角煮丼など見た目のインパクト抜群のメニューもそろいます。レストランでは、佐野市産の寿宝卵を使用したオムライスや足利マール牛のハンバーグなどが味わえます。テイクアウトでは、佐野市のブランドキャラクター「さのまる」をかたどった「さのまるたい焼き(らーめん)」を提供。生地の中に佐野らーめんの麺やチャーシュー、ナルトを詰め込んだ一品です。ほかにも「ポップコーンフラッペ」などユニークなメニューが人気を集めています。
土産用の佐野らーめん商品がずらりと並ぶ「らーめんウォール」のあるショッピングコーナー。「佐野ラーメン用生姜ラー油」や地元の農家とコラボした「いちごゼリー」や「トマトゼリー」など同SA限定商品も豊富にそろいます。同SAの伴敬支配人(60)は、「これからも地域の歴史や文化、魅力を発信できるようなメニューや商品開発に力を入れていきたい」と話します。
佐野ラーメンのお土産品が並ぶ「らーめんウォール」
佐野市黒袴町1010 / ☎0283・23・5751 / 一部店舗を除き24時間営業
市場に隣接した食の新拠点
フレスポうつのみや市場
市場隣接ならではの新鮮な商品が手に入る。さまざまな客層が楽しめるイベントも予定
日々の買い物から外食、イベントまで楽しめる施設が宇都宮市中央卸売市場の隣に誕生。施設は、「生活利便ゾーン」「食の専門店ゾーン」「イベントゾーン」の三つで構成され、幅広い世代が利用しやすい造りです。市場とは出入り口が分かれていますが、今後はイベントなどを通じた連携も検討されています。朝市と施設内の飲食を組み合わせるなど、ここならではの過ごし方が広がりそうです。
大きな魅力は、品ぞろえ豊富な大型スーパーに加え、肉・魚・野菜の専門店がそろっていること。普段使いはもちろん、少し珍しい食材やプロ仕様の商品にも出合えます。特にマグロ専門店は市内でも珍しく、解体ショーなどのイベントも好評です。
飲食店を含むテナントは今後さらに充実予定。県内初出店や新業態の店舗、人気店の新展開など、この場所ならではの魅力が増えていく見込みです。市場の隣という立地を生かしながら、暮らしに寄り添う新たな拠点として、今後の展開が楽しみです。
宇都宮市簗瀬町1508-2 / P356台










028-625-1847

