集う、飲まないために アルコール依存症自助グループの副理事長 孤独な夜越え「出口はある」と伝えたい
夜に見つめる 第4部「共に生きる」⑤
冒頭、集まった男女15人ほどが一斉に声を合わせた。
「私たちは酒に対して無力であり、自分一人だけではどうにもならなかったことを認めます」。「過去の過ちを率直に認めます」
4月下旬、土曜日の午後7時、宇都宮市内の市民センターの会議室。アルコール依存症からの回復を目指す当事者や、支える家族らでつくる自助グループ「県断酒ホトトギス会」氏家支部の例会が開かれていた。
県内で11支部が活動し、例会は原則、毎週決まった曜日の夜7時に始まる。
輪の中心に、会の副理事長で会社員の津曲正幸さん(55)がいた。長年苦しみ、回復した過去がある。なぜ定例会を夜に開くのかを聞いた。
「一番飲みたくなる時間だから。飲まないために集まるんです」
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