今年も残り1カ月。この1年を振り返ると、子育て中のパパママはわが子の成長を喜びつつ、奮闘した1年だったのでは。気になる話題をアンケートで掘り下げる今回の「子育てリサーチ」は、今年のわが子の3大ニュースについて無料通信アプリ「LINE」の「はぐくもっと」登録者などに聞いた。最も回答が多かったのが、未就学児は「字が書けるようになった」、小学生は「お留守番ができるようになった」。子どもたちの「できた」が増えた人が多かったようだ。

 アンケートは11月中旬に実施し、県内外の20~50代の男女65人が自身の子ども(未就学児45人、小学生65人)について回答。未就学児、小学生それぞれいくつかの項目の中から最大3つを選択してもらった。

 

 未就学児で最も多かったのが、「字が書けるようになった」。「自分の名前以外の文章が書けるようになって、祖父母にメッセージが送れるようになって喜んでます」(下野市30代女性、子5歳)など、会話だけでなく書くことによるコミュニケーションも取れるようになったことに大きな成長を感じているようだ。

 2番目に多かったのは「習い事を始めた」「七五三」、3番目が「イヤイヤ期突入」「入園」だった。

 小学生では、「お留守番ができるようになった」が最多。小学4年生以上の子どもを持つ人の回答が多くを占め、子どもの学年が上がるとともに内面もしっかりして、頼もしくなってきたことを実感しているようだった。

 2番目は「入学」、3番目は「習い事を始めた」「試験・検定に合格」「反抗期・思春期に入った」だった。

●未就学児
 「9月に弟が生まれてお兄ちゃんになりました。かわいくて仕方ないみたいで、弟が布団で寝ているとすかさず隣で横になります。見ていてちょっと危なっかしいですが、ほほ笑ましい光景です」(栃木市30代女性、子3歳)

 「水が苦手なわが子。シャンプーハットを使わないとシャンプーができませんでした。水嫌いを克服してほしいとプール教室に入会。3カ月が過ぎたある日、突然『シャンプーハットなしで頭洗う!シャンプーハットもうバイバイする!』の言葉が。シャンプーハット卒業が、わが子の一大ニュースです」(下野市30代女性・子5歳)

 「なかなか歩けずリハビリに通ったりしていましたが、歩けるようになり、子どもや家族の笑顔が増えました」(宇都宮市30代女性・子2歳)
 
 「しゃべったことがわが子の大ニュースですが、しゃべることの半分以上が『お父さん嫌い』であることが悲しいです」(県外40代男性・子2歳)

 「いろいろな不安の世の中、元気に生まれてきてくれて、『ママ』『パパ』と呼んでくれた時の幸せは忘れられないです」(宇都宮市30代女性・子0歳)
 
 「跳び箱が9段跳べるようになりました。苦手なことにも頑張って挑戦しています」(下野市40代女性・子6歳)

 「仲良しの女の子からバレンタインデーにラブレターとチョコをもらいました。もらった息子も『大きくなったら結婚する』とその気。もうしばらくはこのほほ笑ましい関係が続いてほしいです」(宇都宮市30代女性・子4歳)

●小学生
 「走るのが嫌いだったのに、自分から陸上部に入りたいと言って、大会のハードル走で見事2位になりました」(大田原市40代女性・子小5)

 「念願のエレキギターを習い始めました。ギターが重そうですがうれしそう。大好きなバンド、U2やニルヴァーナを語れる友達が周りにおらず、寂しそうです(笑)」(宇都宮市40代女性・子小1)

 「コロナになり、数カ月間食欲が落ちて痩せてしまいました。今は元気になってよかった」(宇都宮市40代女性・子小4)

 「私と娘の背丈が同じになり、私がきつくなってしまった洋服をお下がりで着るようになりました。気に入っていた服を娘が着こなしていて、うれしい成長です」(大田原市40代女性・子小5)

 「書道を習っている次男。級は少しずつ上がりましたが、賞はなかなか取れず。長男が何度も賞状をもらうたびに落ち込んでいましたが、今年ついに念願の賞状をもらうことができました!家族全員で大喜びでした」(宇都宮市30代女性・子小4)

 「習い事で初めて帯の色が変わりました。格上げされた色の帯を渡されて緊張とうれしさで喜んでいたわが子を見て、こちらも成長を感じてじんわりうれしくなりました」(下野市50代女性・子小5)

 「持久走大会で去年は4位でしたが、今年は2位獲得!頑張りました!来年は1位を目指し…。目指すものがあることも親としてはうれしいことです」(那須塩原市40代女性・子小2)

 「英検3級のリーディング(英作文を除く)&リスニングが満点でした。本人も喜んでいました。1月には準2級を受ける予定です」(小山市40代女性・子小5)

 「小学生になると成長が当たり前の感覚になってしまい、なかなか気付いてあげることがなくなってしまいました。反省です」(宇都宮市40代女性・小4)

 「人見知りで恥ずかしがりやでしたが、ピアノのコンクールを堂々とやり遂げて、ピアノへの自信と意欲が持てるようになったことが親としても何よりうれしかったです!」(宇都宮市40代女性・子小1)