NTT東日本栃木支店(横山稔(よこやまみのる)支店長)は15日までに、宇都宮市で昨年10月に開かれた自転車ロードレース「ジャパンカップサイクルロードレース」で、衛星利用測位システム(GPS)を使った映像配信の実証実験を行ったと発表した。

 実験は同月14日に同市森林公園周回コースで、一般向けコース走行体験の参加者34人を対象に実施した。定点カメラで撮影した映像をライブ配信するとともに、参加者の位置情報を専用サイトの地図上に表示させ、走行位置や順位を確認できるようにした。

 レース終了後、収集した位置情報と時刻情報を基に撮影した映像を組み合わせ、個人別のダイジェスト映像を作成。参加者に無償で提供した。

 NTT東日本は今回の取り組みで得たノウハウを、地域のスポーツ大会やイベントなどで活用できるか検討を進めるという。 (東山聡志(とうやまさとし))