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月明かりの下、治安の最前線に立つ 栃木県警地域課 警部補 個として、組織として

夜に見つめる 第2部「命と日常を守る」⑥

11:30

 月明かりがまぶしい1月下旬の午後9時過ぎ、巡回に向かう1台のパトカーが小山署を出発した。助手席には地域課の菊地海(きくちかい)警部補(32)。この日最初のパトロールは、JR小山駅の西側を回るルートだ。

 

 赤色灯を光らせ住宅街を回っていく。首都圏のベッドタウンでもあり、郊外では窃盗や忍び込みの被害が少なくない。人けが減る夜は、街を守っている実感が一層強くなる。

 入念なパトロールは発生への警戒、安心感の提供と同時に問いかけでもある。「悪いことはしてないのに、パトカーを見るとドキッとする経験ってありますよね」。