やり直す決意した生徒を「尊敬」 夜間中学教諭の女性 小学校勤務の経験生かし支える
夜に見つめる 第4部「共に生きる」②
「二つの辺の長さが一緒の三角形は何て言うんだっけ?」
5月21日、午後6時から始まった2時間目の数学の授業。公立夜間中学「とちぎ学びの夢学園」教諭の西部亮子(にしべりょうこ)さん(43)が10代の女子生徒に問いかけた。
「えーっと…。二等辺三角形」「ばっちりじゃん!」。思わず笑みがこぼれる。今後は面積の求め方やグラフの読み方、小数の計算を教えていく予定だ。「貴重な40分間。無駄にできないんです」と力を込める。
◇ ◇
4月の開校に当たって異動を志願した。不登校や貧困、外国籍。さまざまな背景を抱え、義務教育のレベルから学ぶ決意を固めて入学した生徒を「尊敬しています」。真剣なまなざしや意欲的な姿勢、熱意に応えたい。そこに教員の存在意義の原点を見る。
西部さんは、外国籍の生徒に日本語を教えるほか、「ホップコース」を担当する。小学校の学習内容から学び直すコースだ。
受け持つ10~20代の女子生徒3人は不登校を経験している。集団で授業を受けた体験がほとんどない。だから別々のカリキュラムではなく「みんなで学ぶ楽しさ」を知ってほしい。社会に出る下地もなる。
授業は楽しく、分かりやすく。教材作りには、


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