夢の続きと現実を走る サッカー選手とバス運転士 人生「二刀流」に懸ける
夜に見つめる エピローグ「焦点」④
「発車します、足元お気を付けください」
5月下旬の午後8時半過ぎ。暗がりにともる車内に運転士松浦航洋さん(27)のアナウンスが響く。カンセキスタジアムとちぎに近い西川田東停留所から、JR宇都宮駅西口に向かう路線バスが出発した。
運転士になって1年余り。「だいぶ慣れてきましたよ」。ハンドルを回し、閑静な住宅街の細い道を大型バスで抜けていく。乗客を安全に送り届けるため「今は『慣れ』が油断を生まないよう、より丁寧な確認を心がけてます」と話す。
路線バスを操る新人運転士の夜の日常。少し違うのは、松浦さんがサッカーJ2栃木シティのセカンドチーム「U-25」に所属する現役選手ということだ。
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