スタンダードプラン記事

利用者と家族が、いつも通りの朝を迎えるために 孤独に寄り添う宇都宮の訪問介護スタッフ 

夜に見つめる 第2部「命と日常を守る」②

3/30 11:30

 宇都宮市緑5丁目にある社会福祉法人ふれあいコープ。2025年12月中旬の午後9時半。夜勤専従で訪問介護を担当する大塚典子さん(60)の仕事が始まる。「あの方は夕方、ちょっと興奮気味だった」「あのお宅から昼間に緊急コールがあったよ」。前の時間帯のスタッフから引き継ぎを受ける。

 

 

 大塚さんは24時間体制の定期巡回・随時対応型訪問介護看護(短時間の定期訪問と緊急時に随時訪問するサービス)に従事する。パソコンをスクロールし、日中のスタッフが記した利用者の体調などに目を通す。未明に緊急コールで呼び出しを受けることもある。

 「夜は昼よりも、利用者のみなさんが孤独を感じやすい。苦しい思いをしている人の力になれると思うから頑張れるんです」

 

 準備を終えると、車に乗り込み、1件目の訪問先へ向かった。

 

利用者宅に到着した大塚さん(右)。「待ってくれる人がいるから頑張れる」という=2月5日午後10時、宇都宮市伝馬町、河野光吉撮影
利用者宅に到着した大塚さん(右)。「待ってくれる人がいるから頑張れる」という=2月5日午後10時、宇都宮市伝馬町、河野光吉撮影