今や、子どもが憧れる職業の一つになったYouTuber(ユーチューバー)。
栃木県にゆかりのあるユーチューバーを見かける機会も増えてきた。ゲーム実況を中心に活動している「しるこさん」もその一人だ。
大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」役で知られる声優の花江夏樹(はなえなつき)さんのユーチューブチャンネルに度々出演し、人気を博している。栃木県在住だが、顔出しや詳細なプロフィルの公開はしていない。
今月からは、初ソロイベント「あつまれしるこの部屋」を開催する予定。7日のパシフィコ横浜(神奈川県)を皮切りに、全国9都市を巡り、約1万2千人の動員を見込んでいるという。しるこさんに普段の活動やイベントの意気込みを聞いた。
-動画配信を始めたきっかけは。
元々、個人事業を行う実家の手伝いをしていましたが、仕事量が減ってきて、余る時間ができてきたので、何か新しいことを始めようと考えたのがきっかけです。選択肢はいくつか用意したのですが、ゲーム好きだったので、前から興味のあったゲーム実況をやってみようかと。ユーチューブはお店とかを出すのと違って、初期投資も少なくて、撤退する時のリスクも少ないなと思って。最近はユーチューバーがお仕事としても認められてきたので、ちょうど良かったです。
-動画配信をする上で気をつけていることは。
自分のモチベーションが一番大切だと思っているので、それが削られてしまうような無理はしないようにしています。編集する時は見やすさを意識して、画面いっぱいに文字があることや、目まぐるしく視点が変わることがないようにしています。自分が画面酔いするタイプなので、ストレスのない、派手過ぎない動画を心がけています。
-花江さんとの仲について教えてください。
花ちゃん(花江さんの愛称)とは、ゲームを通じて知り合いました。その時に、ホラーサバイバルゲームの「DeadbyDaylight(デットバイデイライト)」でもお互い遊んでいることが分かって。一緒に遊ぼうって言ったら「いいよ」って答えてくれたので、結構しつこくやろうって誘って遊ぶようになったんです。そこから、花ちゃんの知り合いとか、自分の知り合いを呼んで一緒にゲームをする仲になりました。
-しるこさんが立ち上げたゲーム実況系グループ「BinTRoLL(ビントロール)」チャンネルのお勧め動画は。
ゲームを通じて、人とコミュニケーションを取るのが好きなので、みんなで話をしながら遊べるゲームが好きです。「デッドバイデイライト」とか、おバカ人狼ゲームの「Feign(フェイン)」とかはグループ全員出ている動画もあるのでお勧めです。あとは、やっぱり花ちゃんが出ている宇宙人狼ゲームの「AmongUs(アモングアス)」の動画が人気です。花ちゃんのチャンネルから興味をもってくれた人が多いと思うので、ビントロールの動画をお勧めする上で花ちゃんは切っても切れない存在です。
-栃木県在住と公表したのは。
栃木県に住んでいると動画上で話したのは、花ちゃんのチャンネルだったと思います。最初の自己紹介のところで、さらっと、流れで触れたのが最初でした。
-栃木県についての印象は。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンみたいな若い世代が好む場所は少ないですけど、社会人になってから楽しめる場所なのかなと思います。イチゴとかもおいしいし。プレゼントする時に、一番無難なのは果物かなって思っていて、イチゴは嫌いな人少ないので、地元の名産品がイチゴなのはうれしいです。
-今後やってみたいことは。
クローズドコミュニティーみたいなものを利用して、ゲームじゃなくて、顔出しはしないにしても実写コンテンツをやっていきたいです。オープンな場所だと、個人情報の漏えいを気にしないといけないけど、情報を出さないという約束の元でできた場所だったら、できるんじゃないかと思っています。旅番組みたいに、人に撮影をしてもらう形でやりたいです。視聴者の人たちが、住んでいる地域とかに行くとすごく喜んでくれるので。
-イベントについて教えてください。
グループのメンバーはイベント出演に乗り気ではないので、普段の活動とは切り離したイベントだと捉えてもらえるとうれしいです。個人的な希望としては、「ファンに会いたい」という気持ちが強いんです。本当は一人一人、直接話したいのですが、物理的に難しいので、イベントを開くことにしました。リモーネ先生(花江さんのチャンネルでの共演配信者)とのイベントの時は会場が1カ所だけだったので、前回外れてしまった人や来られなかった人のためにも、今度は、しるこさんから会いに行くよという気持ちです。今回来られない人も、イベントはできる限り続けたいと思ってるので待っててね!