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AsiaNet 201046 (0199)

 

【合肥(中国)2025年9月11日新華社=共同通信JBN】2025年世界製造業大会(2025 World Manufacturing Convention)の主要専門イベントの1つである2025年Emerging Air Economy Development Conferenceが9月5日から3日間にわたり、安徽省蕪湖市で開催されました。

 

「Scenario Innovation Leads to Safe and Orderly Development(シナリオイノベーションが安全で秩序ある発展につながる)」をテーマに、会議は低空経済分野における政策と業界ニーズに焦点を当て、主要報告会1つに加え、低高度インテリジェントコネクティビティー、国際需要、航空機製造といったホットな話題を扱う複数の分科会を並行して開催しました。3万平方メートルの展示エリアには数多くの優良企業が集まり、低空経済における最新の成果、主力製品、応用シナリオが紹介されました。

 

開会式では、蕪湖市が低高度インテリジェントコネクティビティーシステムを発表しました。National Low-Altitude Economy Integration and Innovation Research Centerは「 Low-Altitude Economy Development Research Series (低空経済発展研究シリーズ)」を発表、China Electronics Technology Group Corporation(中国電子科技集団、CETC)、China Telecommunications Corporation(中国電信)、China Aerospace Science and Technology Corporation(中国航天科技集団)は低空経済分野の主要な成果を発表しました。本イベントでは、重要プロジェクトの調印や引き渡しも行われました。

 

安徽省は、中国で3番目、長江デルタでは唯一、包括的な低高度空域管理改革を試行している省で、蕪湖市は低空経済をいち早く発展させた都市の1つです。蕪湖市は過去10年間、低空経済産業システムの発展を加速させ、航空機やドローンの完成機体から、エンジン、プロペラ、アビオニクスシステム、低高度運用に至るまで、産業チェーン全体で指定規模以上の企業200社近くを結集させました。同市は現在、国産汎用航空機を全て市内で生産できます。中国初の26の一般航空産業総合モデル区の1つに認定された蕪湖は、「大型航空機は上海、小型航空機は蕪湖」との評価を得ています。2024年には産業チェーン全体の総収入が前年比15.9%増の460億元超えを達成、今年上半期も2桁成長を維持しています。

 

現在、蕪湖市は低空経済分野で90の省級および国家級のイノベーションプラットフォームを設立しており、そのうち14は国家級です。同市は、540を超える国家、地方、業界標準の策定を主導または参加し、一般航空機、重油航空エンジン、統合アビオニクスといった分野で外国の技術独占の打破と国内技術ギャップの解消に貢献してきました。ドローンと一般航空機はコア技術を100%国産化、CETC、Anhui Haery Aviation Power Co., Ltd.、Huadong Optoelectronicsといった優良企業が業界のトップランナーとして台頭しています。

 

さらに蕪湖市は、低空経済応用のイノベーション拠点としての地位確立に向け、全力を尽くしています。中国初の長距離ドローン物流ルートや、長江初の船舶向けノンストップ配送サービスを導入しました。長江沿いのスマート監視、観光ツアー、空中消火活動など、数多くの実用化シナリオが開発されています。

 

蕪湖市は2022年から3回連続で新興航空経済発展会議を開催してきました。今年の会議は、引き続き低空経済における産業資源の連携プラットフォームとしての役割を果たし、地域産業の影響力を高めるとともに、企業誘致、プロジェクト実施、人材集積を促すでしょう。

 

ソース:Publicity Department of the CPC Wuhu Municipal Committee