「逃げた訳ではない」　栃木県の東北道重体事故　逃走し逮捕のトルコ国籍の男が供述

　栃木県鹿沼市の東北自動車道下り線で13日夜、乗用車２台が衝突し２歳の男児が意識不明の重体となった事故で、栃木県警高速隊は14日、無免許運転と事故不申告、危険防止措置義務違反の疑いでの疑いで、さいたま市、トルコ国籍、解体業の男（30）を逮捕した。

容疑者が運転していた乗用車＝14日午後２時５分、栃木県警高速隊鹿沼分駐隊

　逮捕容疑は13日午後７時40分ごろ、鹿沼市藤江町の東北自動車道下り線で乗用車を無免許で運転し、ガードレールに衝突する事故を起こした後、警察に通報せず車を放置して逃走した疑い。

　高速隊によると、無免許運転の容疑は認めているが、危険防止措置義務違反と事故不申告の容疑は否認しており、「パニックで（事故を申告することが）思いつかなかった。逃げた訳ではない」と供述している。