エースとしてチームをけん引する国学栃木の盛永

作新打線の主軸を担う武藤

エースとしてチームをけん引する国学栃木の盛永 作新打線の主軸を担う武藤

 来春のセンバツ甲子園につながる第75回秋季県高校野球大会(県高校野球連盟主催、下野新聞社など後援)は10日に開幕し、62校55チームが延べ11日間にわたって熱戦を繰り広げる。上位2チームは10月22日から埼玉県で開かれる関東大会へ進む。組み合わせを4ブロックに分け、関東切符を懸けた戦いの行方を展望する。

■Aブロック 国学栃木、攻守隙なし

 夏の王者・国学院栃木と佐野日大の2強に他チームが挑む構図だ。

 国学院栃木は甲子園の主力が多く残る。揺るぎない大黒柱へと成長したエース盛永智也(もりながともや)をはじめ、打線は原野泰成(はらのたいせい)主将、長田悠也(ながたゆうや)らが引っ張り攻守に隙がない。対する佐野日大は夏のベンチ入りがわずか4人と一新したが、切れ目のない打線を武器に交流戦を勝ち上がった。

 このほか宇都宮商、佐野は交流戦ブロック決勝でも接戦を繰り広げ、チーム力は十分。真岡は夏の県大会でも活躍した1年生高橋祐士郎(たかはしゆうじろう)が投打で鍵を握る。

■Bブロック 作新、強力打線は健在

 夏の雪辱に燃える作新学院を実力校が追う。