県県民生活部は13日、国民の就業状態を調べるために国が5年ごとに行う「就業構造基本調査」に関し、担当する県任命の女性統計調査員が調査員証を紛失したと発表した。同日までに悪用された事例は確認されていないという。

 同部によると、調査員は9日に紛失に気づき、任命に際して推薦を受けた宇都宮市に報告。探したものの見つからないため、13日になって市が県に報告した。

 調査員証には氏名や顔写真が記載されている。任命期間は10月31日までで、県は紛失した調査員証を無効とし、再発行した。

 再発防止に向けて、県は各市町の統計担当課に改めて注意喚起するという。