9月27日は、黄ぶな推進協議会が定める「黄ぶなの日」。今年は会員36団体がオリジナル商品の販売や割引サービスなど、多彩な企画を実施します。同協議会会長の関口慶介(せきぐちけいすけ)さん(35)にお薦めの楽しみ方を聞き、一足早く「黄ぶなの日」を満喫してきました。

銘茶関口園の「黄鮒茶 極」
銘茶関口園の「黄鮒茶 極」

 関口さんが社長を務める「銘茶関口園」(馬場通り4丁目)では、静岡産の天竜茶「黄鮒茶 極」(9グラム、270円)を1日から販売している。容量と価格は「黄ぶなの日」に合わせた。高品質の茶で、甘みとさっぱりとした後味を楽しめる。希望者には、火打ち石の切り火でお見送りするサービスも。「街なかを楽しみながら周遊し、新しい発見をしてほしい」(関口さん)

今泉八坂神社の「黄ぶな御朱印」
今泉八坂神社の「黄ぶな御朱印」

 次は新型コロナウイルス収束を祈るために「今泉八坂神社」(今泉4丁目)へ向かった。同神社では1日から、「黄ぶな御朱印」(500円)を頒布している。「疫病退散」と書かれた大きな黄ぶなのほか、子、孫、ひ孫をイメージした3匹が泳ぐデザインだ。

 「疫病退散の願いに加え、子孫や商売が続くように縁起を担いだ。神社へ足を運ぶきっかけになれば」と葭田真彦(よしだまさひこ)禰宜(ねぎ)(47)。10月16日まで頒布する。

やきそばあかつきやの「黄ぶなやきそば」
やきそばあかつきやの「黄ぶなやきそば」

 さあて、次は腹ごしらえだ。「やきそばあかつきや」(馬場通り4丁目)では23~27日、数量限定で「黄ぶなやきそば」(400円)を販売する。黄ぶなカラーの赤、黄、緑を、紅ショウガ、トウモロコシ、青のりで表現した。魚の形のソーセージもトッピングされている。

 北海道産のトウモロコシは甘く、プチッとした食感がアクセントになっている。店主の白澤暁(しらさわさとる)さん(53)は「今までにない新しい取り組み。街なかの活性化につながってほしい」と期待している。

古舎の「黄ぶなサンライズ」
古舎の「黄ぶなサンライズ」

 最後はこよいの一杯を求め、レストランバー「古舎」(中央本町)へ。同店では23日から、オリジナルカクテル「黄ぶなサンライズ」(649円)の販売を開始する。「特別純米酒 四季桜『黄ぶな』」をベースに、オレンジジュースと赤色のシロップを加える。二荒山神社から見た宇都宮の日の出をイメージした色鮮やかな仕上がり。ノンアルコール(506円)にも対応している。

 早速ひと口。サッパリとした甘さで、日本酒が苦手な人にも飲みやすい味だ。オーナーの大越幸造(おおこしこうぞう)さん(59)は「一日でも早く元の生活に戻り、宇都宮の未来も明るくあってほしい」と願っていた。

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 23日には、オリオン通りとバンバ市民広場で「黄ぶなの日」制定記念イベントが行われます。みんなで盛り上げましょう。

 【メモ】銘茶関口園 (問)028・622・3394▽今泉八坂神社 (問)028・621・0248▽やきそばあかつきや (問)028・622・1300▽古舎 (問)028・636・5700