工業地の対前年変動率でトップとなった宇都宮市の清原工業団地

 栃木県は20日、7月1日時点の県内地価(基準地価、447地点)を公表した。平均変動率は、バブル崩壊後の1992年から低迷が続いていた工業地が、31年ぶりに上昇に転じた。住宅地は30年連続、商業地は31年連続でそれぞれ下落したが、下落幅はいずれも2年連続で縮小した。

 住宅地、商業地ともに宇都宮以南のJR宇都宮線沿線を中心に回復傾向が続いており、特に次世代型路面電車(LRT)の開業を2023年に控える宇都宮市内の上昇が目立った。