前節大宮戦で後半ロスタイム、ヘディングシュートで一矢報いる栃木SCのFW根本=NACK5スタジアム大宮

 サッカーJ2栃木SCの第38節は21日午後7時から、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアムで長崎と対戦する。今季通算成績は9勝13分け14敗の勝ち点40で18位。中2日の過密日程の中、守備をどれだけ修正できるかが焦点になる。

 前節はアウェーで大宮と対戦。互角な攻防を繰り広げていた前半から一転し、後半はセットプレーからの失点を機に3点を奪われて完敗を喫した。

 長崎は今季15勝9分け12敗の勝ち点54で8位。シーズン途中でブラジル人のファビオ・カリーレ監督に交代し、攻撃的なサッカーを展開する。ただ総失点は42点と上位チームの中では多く、守備に難を抱える。栃木SCは前回対戦時2-3で惜敗。鋭いカウンターを警戒しつつ、好機をしっかりものにしたい。

 当初は8月27日に予定されていたが、長崎の選手に新型コロナウイルスの発症があり延期となっていた試合。時崎悠(ときさきゆう)監督は「絶対に勝ちたいという気持ちが上回らなければいけない。(前節のような敗戦を)次は繰り返さないようにしたい」と気を引き締めた。