水陸両用バギーから放水する消防隊員ら

現場に向かう水陸両用バギー

水陸両用バギーから放水する消防隊員ら

現場に向かう水陸両用バギー

水陸両用バギーから放水する消防隊員ら 現場に向かう水陸両用バギー 水陸両用バギーから放水する消防隊員ら 現場に向かう水陸両用バギー

 宇都宮西消防署は26日、宇都宮市篠井町の榛名山中腹で山林火災が起きたと想定し、火災訓練を実施した。

 現場は市冒険活動センター野外炊事場の先にある山林。同署員22人が参加し、麓の駐車場から約550メートル先の火災現場まで28本のホースと3台の小型ポンプなどをつないで中継送水した。

 訓練には偵察と現場確認のためのドローンを初めて導入。消防車が入れない悪路を想定し、消防ポンプを積載した水陸両用バギーを先頭に、消防隊員らが消火に当たった。

 放水作業は水圧を上げ過ぎてホースが破れるトラブルもあったが、現場の隊員が手早く代替品に取り換えるなどして、活動開始から約30分で鎮火した。

 県内では昨年2月に足利市の両崖山で、鎮火まで23日を要した大規模な山林火災があったばかり。訓練を指揮した簗嶋正剛(やなしませいごう)副署長は講評で「これから空気が乾燥し、山林火災が起きやすい季節になる。ホースのハプニングはすぐにカバーできたが、課題として次に残したい」と話していた。