独走で優勝し喜ぶニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト)=宇都宮市森林公園周回コース

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった自転車のアジア最高位国際ロードレース「2022ジャパンカップ」最終日は16日、宇都宮市の森林公園でロードレースを行い、ニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト)が3時間37分49秒で初優勝した。宇都宮ブリッツェン勢は小野寺玲が21位、那須ブラーゼン勢は西尾憲人が22位だった。

 29回目となる今大会は史上初めて、国際自転車競技連合(UCI)レースの最高カテゴリー「ワールドシリーズ」に次ぐ世界シリーズ戦「プロシリーズ」として開催。世界トップカテゴリーのワールドチーム5チームを含む国内外16チーム93人が出走した。

 森林公園駐車場を発着点に、登坂の難関・古賀志林道頂上に山岳賞ポイントが設定されるハードな特設周回コース(1周10.3キロ×14周=144.2キロ)で行われた。

 レースは序盤からアタックが続くハイスピードな展開となった。終盤まで逃げ集団ができては吸収される流れとなり、残り2周回の後半でパウレスがメイン集団を抜け出すと、そのまま独走でゴールした。2位にはチームメイトのアンドレア・ピッコロが続いた。日本人最上位は新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の11位だった。