【栃木】市は17日の市議会議員研究会で、西方町元の高齢者向けレクリエーション施設「西方ふれあいプラザ」の利用を本年度末で停止する方針を明らかにした。
市高齢介護課によると、同プラザは1999年建築。延べ床面積は206平方メートル。指定管理者の市社会福祉協議会が運営し、現在は市社協に登録した23人が趣味や静養などの場として利用している。1日当たりの利用者は5、6人。新型コロナウイルスの影響で減少傾向にある。
市は、財政健全化のため2017年に策定した「公共施設適正配置計画」に基づいて同プラザの利用を停止する方針。来年度以降の施設活用方法は未定。
同プラザ利用者に対しては、20年に完成した西方町本城の市北部健康福祉センター「ゆったり〜な」の利用を促し、個別の相談に応じて他の福祉サービスの利用への転換も図っていく。
市は今月下旬に利用者への説明を始め、来年3月の定例市議会に関連条例案を提出する予定。市の担当者は「西方地域の福祉サービスについて関係団体と協議し、利用者への丁寧な説明を行っていきたい」と話している。