豚骨を水だけで丸2日間、弱火から中火でじっくりと炊いた“宇都宮一の濃厚スープ”が売りの豚骨ラーメン「泡豚そば」(850円)。その名の通り、泡に覆われたスープをれんげでそっとすくい、口に含む。豚本来の香りがふんわりと鼻を抜け、まろやかなうまみが体に染み渡った。
宇都宮市鶴田町にある「すしの田丸家田縁」の姉妹店で、今年6月にオープンした。以前はイタリア料理店だったという店内は、どこかあか抜けた雰囲気が漂う。「男女問わず誰でも気軽に入れるお店」がコンセプトなだけあって、女性の一人客も少なくない。
麺は「中沢製麺」(栃木市)の特製を使用。小麦が香る太めの麺にスープが絡み、互いが味わいをさらに引き立てる。
永吉秀章(ながよしひであき)店長(35)によると、締めにリゾットも選べる冬季限定「南瓜(かぼちゃ)のつけそば(温)」(千円)もお薦め。「明太飯」(350円)や「チャーシュー丼」(450円)など、ご飯ものも充実している。
毎月10、20日は替え玉無料デー。「こだわりのラーメンをおなかいっぱい食べてほしい」(永吉店長)。食欲の秋に、いかがだろう。
◆メモ 宇都宮市小幡2の7の5▽営業時間 午前11時半~午後2時半、同5時半~8時半▽定休日 火曜夜▽(問)028・680・4369