互いに6選を決めた佐藤栄一氏(左)と福田富一氏はがっちりと手を取り合い、県と市の連携を強くアピールした。20年に及んだ共同歩調はこの先の4年も継続する=17日午後7時50分、宇都宮市不動前1丁目

 17日投開票された宇都宮市長選は、現職の佐藤栄一(さとうえいいち)氏(63)が圧倒的な強さで新人3人を退け、市政初の6選を果たした。盤石な組織戦を展開し、「多選自粛」「世代交代」などを訴えた新人を寄せ付けなかった。選挙戦を振り返るとともに、今後の市政運営の課題を探る。

 「今までの4年間とは特に違うと感じている」

 投開票から一夜明けた18日、佐藤氏は選挙事務所で記者会見に臨んだ。